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2023.04.17

今年も開催! 『ワールドトリガー』ファンに向けた特別イベント「ワールドトリガー フェスティバル2023」公式イベントレポート

4月16日(日)、『ワールドトリガー』ファンに向けたスペシャルイベント「ワールドトリガー フェスティバル2023」がTOKYO DOME CITY HALLにて開催されました。昨年2月に開催された「ワールドトリガー フェスティバル2022」の大好評を受けて開催された本イベント。ステージには空閑遊真役の村中知さん、三雲修役の梶裕貴さん、雨取千佳役の田村奈央さんをはじめ、多数のアニメ出演声優陣が登壇し、トークやクイズ、生アフレコなどで来場したファンを沸かせました。こちらのレポートでは、昼の部のステージ概要をお届けします。

総勢12名の出演キャスト陣がステージに集合!

葦原大介先生原作の『ワールドトリガー』は、「週刊少年ジャンプ」連載を経て、現在「ジャンプSQ.」で連載中のSFアクションマンガ。未知なる力を持つ「近界民(ネイバー)」の侵略に対抗すべく設立された、界境防衛機関「ボーダー」に所属する、三雲修、空閑遊真、雨取千佳をはじめとした個性あふれる隊員たちの奮闘を描く作品です。2014年にはTVアニメ化を果たし、2021年~2022年に2ndシーズン・3rdシーズンが放送。コミック、アニメとも多くのファンから人気を集めています。

それぞれが演じるキャラクターをダイジェストでまとめた映像をバックに、出演キャストが登壇して始まった今回のステージ。村中知さん(空閑遊真役)、梶裕貴さん(三雲修役)、田村奈央さん(雨取千佳役)、島﨑信長さん(ヒュース役)、庄司宇芽香さん(熊谷友子役/国近柚宇役)、小西克幸さん(生駒達人役)、竹田海渡さん(水上敏志役)、小野将夢さん(隠岐孝二役)、潘めぐみさん(香取葉子役)、赤羽根健治さん(若村麓郎役)、野島裕史さん(村上鋼役)、釘宮理恵さん(小南桐絵役)、と、昨年も同イベントに出演した5人に初出演の7人を加えた12名の声優の方々が、大きな拍手とともに迎えられました。

昼の部でMCを務めたのは、三雲修役の梶さん。今年は会場からの声出しが解禁となり、昨年を上回る熱気を感じながらのステージとなりました。自己紹介では、村中さんが「『ワールドトリガー』のイベントには今までに何度も参加させていただいていますが、久しぶりに皆さんの口から出るトリオン(声)を聞けるということで、めちゃくちゃ楽しみにしてきました」とコメント。イベント当日の4月16日が、赤羽根さん演じる若村麓郎と、野島さんご自身の誕生日であることも話題にのぼり、会場や配信を通じてたくさんのファンから「おめでとう」の声が寄せられていました。

キャスト陣が推す! 2ndシーズン注目シーンは?

オープニングトークを終え、村中さん・田村さん・島﨑さんの「玉狛第2」、小西さん・竹田さん・小野さんの「生駒隊」、潘さん・赤羽根さんの「香取隊」、そして庄司さん・野島さん・釘宮さんの「攻撃手+オペレーター」チームと、キャストが4チームに分かれて着席。最初のコーナーとなる「ワールドトリガー・ステーション」が開始されました。昨年も好評を集めた同コーナーは、出演キャスト、制作スタッフ、原作者の葦原先生ほか、多数の関係者が回答した膨大なアンケートをもとに、『ワールドトリガー』にまつわる話題を深掘りするというもの。今回は、アニメの2ndシーズンにフォーカスしてトークが行われました。

昼公演でトークのテーマになったのは、近界(ネイバーフッド)最大級の軍事国家アフトクラトルの従属国「ガロプラ」による侵攻を描いた「ガロプラ戦」と、玉狛第2・香取隊・柿崎隊が競い合った「B級ランク戦ROUND5」でした。ガロプラ戦からは「那須・熊谷コンビの戦闘」、「ガトリン・ラタリコフVS太刀川・風間・小南・村上の戦闘」、「ヒュース&陽太郎VSレギンデッツの戦闘」の三者三様のバトルがピックアップされました。

那須・熊谷コンビの戦闘を大プッシュしたのは釘宮さん&庄司さん。釘宮さんは「那須隊の友情味がエモいんですわ~」と語り、那須隊の一員・熊谷を演じた庄司さんも「原作を読んで、あのシーンがどうアニメになるのかが楽しみでしたが、想像を超えてました」とコメント。上位ボーダー4人とガロプラ遠征部隊の2人のバトルについては、ガトリン役の江川央生さん・ラタリコフ役の豊永利行さんから「戦闘シーンでの会話の、独特な緩急の付け方などが印象に残った」というコメントが寄せられました。「ヒュース&陽太郎VSレギンデッツ」戦は、野島さんがいちばん語りたいシーンとして挙げた場面。野島さんは「協力関係とは言っていますが、敵だったヒュースが仲間になっていくシーンが熱くて、どんな手を使っても忠誠を誓うっていう。信長くんはいい役をやったよね」と語り、島﨑さんが少し照れたような笑顔を浮かべる場面も見られました。

玉狛第2・香取隊・柿崎隊の3チームが対決した「B級ランク戦ROUND5」のトークでは、「葉子&麓郎の言い争い」、「空閑&三雲VS香取の戦闘」、「柿崎のモノローグ」、「敗戦後の香取隊のやりとり」と、ボーダーの面々の内面を感じさせる4つの人間ドラマ色の強い場面がトピックとしてピックアップされました。中でも話題が盛り上がったのが、潘さんと赤羽根さんのお2人が演じた香取隊メンバーにまつわるトーク。天才肌の葉子に対してコンプレックスを持つ麓郎を演じた赤羽根さんは、「シンプルに辛えええ~と思いました(笑)」と語り、自身の経験とも重ね合わせながら「麓郎、お前は普通の人間の星だ! 」と、感情を乗せて演じた収録当時を振り返りました。葉子を演じた潘さんは「気持ちがちょっとギスギスしますね(笑)。でも、それだけに麓郎は読んでいて共感しやすいとも思えます」とフォロー。それぞれの戦いぶりや、やりとりなどを通じてキャラクターの成長が見える戦闘シーンの話題では、柿崎のモノローグについて同役を演じた田中大文さんから「このシーンでは自身のこともそうですが、友人たちの顔や声が次々浮かんできて泣きそうでした」とのコメントが寄せられ、登壇者一同がうなずく場面も。梶さんは、こうした数々のエピソードの積み重ねで、「誰が主役とかではなく全員にスポットを当てているのが『ワールドトリガー』の素晴らしいところ」と語りました。

原作者&監督が答える『ワールドトリガー』秘話も!

続いて行われたのは、キャスト陣からの質問に、原作者の葦原先生とアニメ監督の畑野森生監督がお手紙で答える一問一答コーナー。最初は村中さんの「ここがこんなに盛り上がる、または食いつかれると思わなかったシーンはありますか?」という質問からスタートしましたが、先生が最初に挙げた「(エイプリルフール企画だった)『うそつきブロッコリー』のトレンド入り」という言葉に会場中はもちろん、キャスト陣も爆笑。

小西さん・小野さんからは生駒・隠岐のキャラクターについて、田村さんからは戦闘シーンの組み立て方、釘宮さんからは先生自身のひそかなこだわりと、バラエティ豊かな質問に対し、先生はコミカルな話題を交えつつ真摯に返答。会場からは笑いと感心の声があがっていました。畑野監督も、島﨑さんの劇伴に関する質問に、2ndシーズンの印象的な戦闘シーンでどのような思いで川井憲次さんのBGMを使用したかを答え、キャスト陣をうなずかせていました。

「ワールドトリガー・ステーション」の締めくくりは、4チーム対抗のクイズでした。ルールは、関係各者のアンケートから作られた問題に、正解すれば3個、惜しい場合は1個与えられるトリオンキューブの合計数を競うというもの。

第一問は「一番トリオンを消費したセリフは?」という質問に、太刀川役の浪川大輔さんが返した内容からの出題。浪川さんは第2話の「戦闘開始だ」を挙げ、その理由として「相手のガトリンと、ユニゾン『???』っという気持ちになりました」と返答。この『???』に入る言葉がなんなのかを当てる、という問題でした。梶さんからも「浪川さんの言ってることですから、正直もう意味はわかりませんけども…(笑)」というヒント(?)が与えられましたが、一問目から飛び出してきたこの難問に出演陣一同大苦戦。

結果、浪川さんの答えは「ユニゾン『フォー!』」というもので、回答者一同からは「そんなのわかんないよ!」とツッコミが入りました。庄司さんの「まだどこにも出していない秘密を教えてください」という質問に葦原先生が答えた中には、どこにも描かれていないマル秘設定もあり、その内容に会場がざわつくひと幕も……。

全4問のクイズで、全チームがひとつずつトリオンキューブを得ていたため、最後は各チームの代表者4人がじゃんけんで勝敗を決めることになりました。2回のあいこが続いた激戦を制したのは村中さん! 見事、玉狛第2チームが賞品のキューブ型スイーツを手にしました。

登場キャストがステージで熱演! 生アフレココーナー

前半コーナーの終了後、最新イベントやスマホゲームとのコラボ企画などの告知コーナーを挟んだ後半には、ファン待望の生アフレコが行われました。

第1話の「陽太郎とヒュースのやりとり」、ステージでも話題になった「ガロプラ戦闘前・戦闘中」といったシリアスなシーンでは、迫真の演技に圧倒される観客が続出。一方で、第9話&10話からの「生駒隊作戦室」では、前半のステージ上でも大いに笑いを振りまいた小西さん、竹田さん、小野さんのトリオが関西弁でのコミカルなやりとりを熱演! 小西さんの「ナスカレー」の力強いセリフには、会場から笑いとともに大きな拍手が寄せられました。さらに、ラストはまだアニメ化されていない場面を原作コミックを使って生アフレコ! こちらも会場から、驚きの声と歓声を集めていました。

イベントのラストは出演者全員が再びステージに集まり、終了の挨拶に。野島さん、庄司さん、釘宮さん、村中さんが代表としてコメントし、『ワールドトリガー』の魅力、多彩なキャラクターとそれを演じるキャスト陣の個性、声出しもOKなリアルイベントに出演できたことへの喜びが語られました。最後は梶さんが、「こうしたイベントが毎年続いていって、いつかまたアニメという形で戻ってこられたら嬉しいです。僕らも応援していきたいと思います」とキャスト側からの今後の期待を語り、おなじみの「トリガー、オン!」の掛け声で、大盛況のイベントの幕が閉じられました。

同日には、本レポートで紹介した昼の部に続き、トークテーマを変えた夜の部も開催されました。 両ステージの模様は、イープラス運営のチケット制ライブ配信サービス「Streaming+」(https://eplus.jp/sf/streamingplus)にてアーカイブ映像を配信中です。会場に行けなかった方、ライブ配信を見逃してしまった方も、ぜひこちらのサービスでイベントの模様をご体感ください。

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