ストーリー

2003年12月07日 放送

第43話
「ピアノがつなぐ子守歌」

孤児院に母の日記やドレスを送ってくれた人物を探すため、ナージャはロンドンへやってきた。差出人を捜し郵便局を訪ね歩くものの、小包の消印だけではちっとも手掛かりが掴めない。困ったナージャは偶然見つけた大英博物館でクリスチャンを訪ねるが、彼は遺跡の発掘でまだエジプトから帰っていないという。

ロンドンで出会った人々を思い出し、今度は新聞社で働くハービーを訪ねるナージャ。ところが、ハービーも黒バラを追ったまま行方がわからない。右も左もわからないロンドンで、遂に手掛かりも途絶えてしまった・・・と、思われたその時、ナージャはパリで出会った作曲家、ジョン・ウィタードのコンサートのポスターを見つける。

なけなしのお金でチケットを買い、ジョンのコンサートに行ったナージャはそこで意外な手掛かりを手に入れる。観客のアンコールに応え、ジョンが最後に弾いた曲・・・それはなんと、ナージャの『子守歌』だった!驚いたナージャはジョンと共に楽譜を貸してくれたというワトソンさんを訪ねる。すると、更に驚きの事実が明らかに・・・

ナージャが昔から憶えていた子守歌はナージャの父、レイモンがナージャのために作った曲だった。ワトソンさんの家に残っていた父の写真。言葉を交わすことの出来ない再会を果たしたナージャの頬を涙が伝う・・・。しかし運命は再会はそれだけではなかった。ジョンに招かれたパーティーで、なんとナージャはフランシスと再会する。あまりに偶然、そして運命的な再会に二人は驚き立ち尽くすのだった・・・

スタッフ

脚本 K・Y・グリーン
演出 中尾 幸彦
作画監督 河野 宏之
美術監督 ゆきゆきえ/いでともこ