ストーリー

2003年11月23日 放送

第41話
「喜びも苦しみもひとり旅」

一座から離れ、一人で故郷のアップルフィールドを目指すナージャ。自分が本物のナージャである事を証言してもらうため、一刻も早く孤児院の院長先生に会わなければならない。ところが、初めてのひとり旅は戸惑いの連続だった。知らずに乗った列車では、一等席に迷い込み、煙たがられてしまい、辿りついた三等席では、酔っ払いの愚痴を延々と聞かされる羽目に・・・

ようやく酔っ払いから解放されると、今度はナージャの荷物が泥棒に奪われそうになってしまう。トーマスに教わったとおり、荷物と足を紐で結んでいたおかげで事無きを得たものの、乗り継いだ列車で夫婦喧嘩の仲裁をした際に切符を落とし、無くしてしまう。切符を持たないナージャは無賃乗車とされ、途中の駅で降ろされてしまった。

旅を続けるためのお金が底をつき、困ったナージャは遂に大切にしていたオルゴールを売ることに。しかしその時、驚くべき事が分かった。ナージャのブローチに入っていた指輪で、オルゴールの小箱が開いたのだ。小箱には何枚かの金貨と、エドナがナージャの母・コレットに宛てた言伝が入っていた。エドナが誰なのかまではわからないものの、知らずに持っていたオルゴールも母の所持品だったことに、ナージャは感激する。

金貨のおかげでお金の心配は無くなった・・・はずのナージャだったが、街で出会った少年・ジャンの母親の薬代を工面したことから、若者・アラン達に目を付けられ、お金を奪われてしまう。船にも乗れず、ナージャが困り果てていると、そこへ、あのアランが現われた。なんと、アランはジャンの兄で、お金を奪ったのも母親の為だったのだと言う。アランのおかげで船に乗る事ができ、何とかイギリスを目指すナージャだった。

スタッフ

脚本 K・Y・グリーン
演出 岡 佳広
作画監督 東 美帆
美術監督 ゆきゆきえ/塩崎 広光