ストーリー

2003年10月12日 放送

第36話
「危うし!命を賭けた黒バラ」

ナージャはついにお母さんのいる国、オーストリアにやってきた。しかし、ウィーンへ向かう途中、からくり自動車の故障でザルツブルグに足止めされてしまう。そこで一座は、市長の主催するチャリティー音楽祭への出演を依頼されるのだが、その市長には黒バラからの予告状が届いていた。

その夜、ナージャは逃亡中の黒バラ=キースと出会う。同じ様に、困った人々を助けていても、フランシスとキースは光と影。あくまで泥棒であるキースのことを理解できず、ついついフランシスと比べてしまうナージャ。そんな時、キースはナージャのブローチが無くなっていることに気付く。

キースに問い詰められ、ナージャはエジプトでブローチが奪われてしまったことを打ち明ける。ナージャのブローチの秘密、そしてプレミンジャー公爵家の後継ぎ問題を知っていたキースは、ブローチを奪った探偵を差し向けたのは「公爵家の中の誰か」だと踏んだ。

自分なりのやり方でナージャを助けようとするキースだったが、忍び込んだ屋敷でヘルマンに捕まってしまう。激しい拷問に合いながらも、へルマンがローズマリーを公爵家の後継ぎに仕立て上げようとしている事を聞き出すキース。そんな彼の孤独な戦いを知る由も無く、ナージャは中止になりかけたチャリティー公演の舞台に立つ。「自分なりのやり方」で人々を喜ばせるため、笑顔で踊るナージャだった。

スタッフ

脚本 K・Y・グリーン
演出 山吉 康夫
作画監督 河野 宏之
美術監督 ゆきゆきえ/下川 忠海