ストーリー

2003年07月20日 放送

第24話
「オーレ!太陽の闘牛士とフラメンコ」

スペイン・バルセロナにやってきた一座。そこで、ナージャは暴れ牛に襲われそうになり、スペインの英雄・闘牛士ホセに助けられる。お礼をいうため、ホセを訪ね一座は闘牛場へ。光を受け華麗に舞うホセをまるで太陽のようだと思うナージャ。しかし人気者のホセに近付く事もできず、お礼を言うこともできなかった。

翌日、フラメンコを習いに老婆アンセルマを訪ねるナージャだったが、何度踊ってもダメだと言われてしまう。アンセルマが踊る本物のフラメンコを見てもどうすれば良いのか分からなく、落ち込むナージャ・・・そんな時、ふらふらと街をさ迷うホセと再会する。

しかし、その時のホセは闘牛場で見せる姿とは違いあまりに無気力であった。あまりの違いに戸惑うナージャ。しかも、ホセに「君にフラメンコは無理だ」と言われてしまい、ショックを受ける。更に、アンセルマにまで同じことを言われ、真剣に悩んでしまうナージャ・・・

「光あるところには必ず影がある。」ホセの言葉を聞いたナージャは、皆に喜んでもらうだけでなく、悲しみや寂しさを少しでも癒す為に踊るという事を思い出した。ナージャに足りなかったのは、その踊りにかける情熱だったのだ。ナージャの情熱はついにアンセルマに認められ、フラメンコは完成に近づくのだった。

スタッフ

脚本 成田 良美
演出 五十嵐 卓哉
作画監督 桑原 幹根
美術監督 ゆきゆきえ/下川 忠海