各話あらすじ

第 100 話 『100回記念で四天王全員大集合!』

2013/04/14 放送

脚本:田口智子  演出:うえだひでひと  作画:山崎正和/宮井加奈  美術:今野慎一 

次なる修行食材がロストフォレストのドコにあるのか、そのヒントを求めて、食の占い師・モンチーの元を訪れたトリコ。しかし、寿司職人でもあるモンチーは恵方巻きを作ることによって占いを行うのだが、その為には占う内容に見合った恵方巻きの具材が必要なのだという。人間界最大の樹海・ロストフォレストを占うとなると、並大抵の具材ではとても適わない。いったい、どんな食材を具にすれば……? トリコが悩んでいると、そこへ、鍋池が凍ったという知らせが舞い込んだ。加えて一龍から、この機会に鍋池の主・マダムフィッシュを四天王全員で捕獲するよう、緊急指令が下された!
華麗な見た目とリッチな味わいで、淡水魚界の貴婦人と絶賛されるマダムフィッシュ。普段は神経質で捕獲することも難しいが、池が凍って油断している今ならばチャンスはある。恵方巻きの具材としてのインパクトも申し分なく、一龍の指令は正に渡りに船であった。さっそく小松を連れて鍋池へと向かうトリコ。次いで、ココ、サニー、ゼブラも続々と鍋池へ集合! 四天王が勢揃いするのは久しぶりのことだ。さぞ昔話に花が咲くかと思いきや、始まったのは軽口の叩き合いであった。そしてとうとう、誰がマダムフィッシュを捕らえるか、全員で釣り勝負をすることになってしまった!?
広大な鍋池からマダムフィッシュの巣がありそうなポイントを、トリコは嗅覚、ココは電磁波、サニーは触覚、ゼブラは音を頼りに探していく。そうして各々の必殺技を駆使し、次々と魚を釣り上げるも、肝心のマダムフィッシュだけは一向にヒットしなかった。より可能性の高いポイントを求めて、どんどんと移動していく四天王の面々…。そして遂にトリコが、ココが、サニーが、ゼブラが辿り着いた先は…! なんと小松が気楽に釣り糸を垂らしているポイントであった。小松が何となく選んだこの場所こそが、マダムフィッシュの巣穴の真上だったのだ。小松の凄まじい食運に、一同はただただ呆れるばかり。
するとその時、釣り竿の浮きに反応があった。マダムフィッシュがヒットしたのだ。大物相手に苦戦しながらも、見事に釣り上げる小松。だがそこへ、上空から猛獣・ジャッカルトンビが現れた。自分では狩りをせず、他人の獲物を奪うズルイ奴だ。このままではマダムフィッシュが奪われてしまう…! しかし、この時ばかりは相手が悪かった。四天王全員の総攻撃を受けて、猛獣は一目散に逃走。トリコらは、無事にマダムフィッシュの捕獲に成功するのだった。普段はギャーギャー文句を言い合いつつも、いざとなると力を合わせて立ち向かっていく。一つの食卓を一緒に囲めるトリコらに、乗り越えられない苦難はないのだ。

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