第 9 話 『 取り返せ!メポメポ大作戦 』 2004/03/28
脚本  羽原大介 演出  山吉康夫 作画監督  川村敏江 美術監督  行 信三/下川忠海
毎日なぎさにおねだりする事が、習慣ずいているメップル。少しでも反抗されると、すぐに泣き真似をしてご機嫌をとろうとするが…。「もうその手には乗らないわよ!!」毎度の事にうんざりしたなぎさに、冷たくあしらわれてしまう。「今日は何だか調子が悪いメポ~!朝ご飯を食べさせてくれメポ~!」「うるさい!アンタなんか無視よ」かまわず登校するが、数学の抜き打ちテストの最中に再び騒ぎ出すメップル。何とかテストを切り抜けてコミューンを見ると、メップルは本当に苦しそう…「ヤダ、アンタ本当に病気だったの!?」当惑するなぎさの前に…「没収!!」何と携帯と勘違いした教頭が、コミューンを没収してしまった!!どうしよう!?
「もともと虹の園の環境は、私達が生きていくのに辛すぎるミポ!」具合の悪い上に、教頭に連れて行かれてしまったメップルに、ミップルは半ベソ。なぎさとほのかも何とか助け出そうと思案するが、正攻法では無理。そこでなぎさがとった行動は…変装!?出前や宅配便のふりをして忍び込むも、あえなく失敗。いきづまったなぎさは、先輩のあかねから意外な噂話を聞く。教頭が生徒から物を没収するのはただのポーズで、実は没収した漫画をこっそり残って読んでいる、というのだ!再び学校に戻り教頭が帰るのを待つ事にするが…
ゲラゲラと漫画を読んで笑っている教頭は、なかなか帰りそうにない。しかたなく物陰に隠れて電気が消えるのを待つが、ミップルもなぎさもメップルを案じて心中穏やかでない。「出会いって不思議よね…」改めて、プリキュアになった数ヶ月を振り返っている内に夜もふけてきて…。「さてと、そろそろ帰るかな。」帰宅しようと職員室を出る教頭の前に、生徒らしき影が。しかし、真近でみた生徒の顔は何と人体模型!?教頭の絶叫が廊下に響き渡り、飛び起きたなぎさとほのかも駆けつける!教頭からメップルのコミューンを奪った人体模型は、そのまま二人を追いかけてきた!その気味悪さにメップルを取り戻す事もできずに逃げ出すが…。
「来ないでー!でも、メップルは返して!!」人体模型はスプリンター、凄まじいスピードで追いかけてくる。なんとか模型から逃れ校庭に出た二人だが、ゲキドラーゴが待ち伏せていた。人体模型の正体は幽霊ではなくザケンナーで、まんまとコミューンを手に入れたゲキドラーゴ。しかしコミューンが熱い?困惑するゲキドラーゴから、涙の説得でメップルをとり戻したなぎさは変身!コミューンの熱に苦しみつつも、隙をついてなんとか敵を撃退する。ようやく、注射を打ったメップル。体調も良くなって一安心したのも束の間…なぎさとの口喧嘩も、体と一緒に益々元気になったみたい!?
 
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