第 48 話 『 史上最大の決戦! プリキュア最後の日!! 』 2005/01/23
脚本  川崎良 演出  山内重保/座古明史 作画監督  高橋任治 美術監督  行信三/いでともこ
「すべてを生み出す力」を手に入れたベルゼイ、ジュナ、レギーネは、銀色に輝く『魔人』に融合した。もはやジャアクキングさえ自分に及ばないと考えた『魔人』は、巨大化して下克上を狙う。一方、「すべてを生み出す力」を奪われたことで対抗手段を失ったプリキュアは、キリヤに助けられてどうにか生き延びていた。そこで自分の存在意義を思い悩んでいたことを告白するキリヤ。しかも彼は、これから全世界が闇に包まれるだろうと語った。もはやすべてが手遅れなのだ・・・と。しかしなぎさとほのかは諦めない。
「自分たちの運命は、自分たちで切り開くしかない」…そう決意したプリキュアの願いをキリヤは叶えた。ジャアクキングと『魔人』の戦いの場に転送させたのだ。しかしプリキュアは『魔人』の圧倒的な力の前に軽くあしらわれる。どんなにダメージを与えられても立ち上がる彼女たちではあるものの、現在使える最大の技マーブル・スクリューすら通じないとあり、次第に絶望感に飲み込まれていった。それはキリヤや、虹の園でプリキュアの帰りを待つポルンと石の番人ウィズダムもまた同じだった。
長老に語りかけられたポルンと石の番人は、「2人で力を合わせよ」「今一度『未来へ導く光の王子ポルン』という自分の名前を思い起こしなさい」と助言される。それにより僅かな希望を見出したポルンは、石の番人に協力させて自身の中に眠る未知のパワーを発動。それをドツクゾーンのプリキュアに転送する。ピンチをキリヤに救われたプリキュアは、ポルンや石の番人が送ったエネルギーで力を取り戻すと、本来なら「すべてを生み出す力」を借りて出現する、あのレインボーブレスを再び装着した!
「すべてを生み出す力」と同等のパワーで『魔人』を圧倒したプリキュア。それにより「すべてを生み出す力」の強大さに押しつぶされた『魔人』は、その力ごとジャアクキングに吸収される。ついに念願のパワーを手に入れたジャアクキングは、自らをドツクゾーンの大地に繋ぎとめる戒を破壊。すべてを闇に飲み込むべく、大侵略の手を伸ばし始めた。反撃を開始しようとするプリキュアだったが、ジャアクキングの復活の影響を受けて手も足も出ない。そしてそのまま2人は、ポルンや石の番人が待つベルゼイの館へと投げ出され、そこで完全復活したジャアクキングの姿を目撃する…。
 
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