第 42 話 『 二人はひとつ! なぎさとほのか最強の絆 』 2004/12/05
脚本  羽原大介 演出  西尾大介/座古明史 作画監督  はっとりますみ 美術監督  杉浦正一郎
前回の戦いでポルンが発した強大なパワー。それはポルンの中に宿るホーピッシュの石の力の源『すべてを生み出す力』の一部だった。それに対し、ジャアクキングの一部であるベルゼイたちは、闇の力の源である『すべてを食い尽くす力』に影響され、いつ自分たちも食い荒らされてしまうかわからない。そのため、自分たちを蝕む力の正体をベルゼイに突きつけられると、はじめて自らの延命のため『すべてを生み出す力』を奪おうと考えた。それはまさに、ジャアクキングを裏切る重大な背信行為だった。
なぎさは、自分にとって「人生で一番大事なもの」とは何かを考えていた。それは志穂たちとの他愛もないお喋りから生まれた疑問だったが、落ち着いて考えてみるとどうも気になって仕方がない。しかしその考えをまとめる時間すら与えず、またもやレギーネとジュナが立ちふさがる!しかも今回はかなり本気らしく、大切なパートナーであるキュアホワイトを闇の空間へと連れ去ってしまった!!引き離されたことで、初めて耐えられない寂しさを抱いたブラックは、それでもホワイトを求めて闇の空間を駆け回るのだが・・・。
ひとりぼっちになった寂しさは、ブラックとホワイトに予想以上の精神的ダメージを与えていた。身動きすらできず、深い闇に飲まれて次第に実体を失いつつあるホワイト。精神のバランスを失いそうになりながらホワイトを求めて駆け回った末、孤独に押しつぶされて空間の一角で小さくうずくまってしまうブラック。『パートナーがいてこそ力を発揮する』…そんな、強みでもあり弱みの部分を手玉にとったレギーネとジュネは極限までプリキュアを追い詰める。もうプリキュアには絶望しか残されていない・・・!?
メップルとミップルが互いの存在を感じ始めたことでブラックは再び立ち上がった。そしてホワイトを救出するため、行く手をふさぐ無数のザケンナーをたったひとりで蹴散らす!強行突破の勢いで、更にその先に待ち受けるレギーネに挑戦したブラックは、レギーネが守っていた闇の壁を撃破。ついに囚われていたホワイトとの再会を果たした!仲間を大切にする心、そう想う自分の本心が大切であることを悟ったブラックは、今こそホワイトと力を合わせ、立ちふさがるレギーネとジュネを撃破する。
 
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