第 40 話 『 夢の世界へご招待!? 一泊二日闇の旅 』 2004/11/21
脚本  成田良美 演出  岩井隆央 作画監督  高橋任治 美術監督  行信三/いでともこ
ほのかの祖母が家を留守にすることになった。友人が入院したため、その見舞いに行くことになったのだ。しかし祖母はほのかをひとりで家に残すことを心配し、「誰か、お友だちに泊まりに来てもらったら?」と提案する。その話を聞いたなぎさは、テストの点数が悪くて家にいづらかったこともあって即座にOKしたのだった。その頃、ベルゼイはジャアクキングのためにもプリズムストーンの力を奪取しようと企む仲間たちの中で、ただひとり別の思惑を胸に秘めていた…。「ジャアクキング様のためだけじゃない」…そう呟くベルゼイの意図とは!?
ほのかの家になぎさがやって来た。しかしお客はそれだけではなく、なぎさが誘った志穂、莉奈、ゆりこも一緒。思わぬゲストの登場に喜んだほのかは、夜まで一緒にいるという彼女たちと一緒に夕食の準備を始めた。しかしなぎさだけは何故か『応援係』だと言ってはやし立てるだけ。そんな彼女にほのかは「苦手だからって避けてたら、何もできるようにはならないわ」と告げ、祖母直伝の料理の手ほどきをするのだった。そんな2人の様子を見ていた志穂たちは、「まるで母親と子供だね」と頷きあう。
志穂たちが自宅に帰り、2人だけになったなぎさとほのかは、床に入りながらこれまでの戦いのことを思い出していた。ほのかとキリヤの一件…初めてプリキュアになった日…2人でした大喧嘩…光の園やドツクゾーンに行ったこと…そして、数々の出逢い。そんな中、ふと不安に苛まれるほのかになぎさが言う。「私、いるからね。勉強できないし、料理もできない、頼りないだろうけど…でも、ほのかの傍にいるから」…と。安心した両者は、そうして眠りに就く。
夢の中で藤P先輩と遊んでいたなぎさは、丘の上で実験をしているほのかと出逢った。そこで自分たちが同じ夢の中にいることに気付いた2人にベルゼイの魔の手が伸びる! 夢の中では変身できない…!? 窮地に立たされるなぎさとほのかは、2人のピンチを敏感に感じ取ったポルンのお陰でプリキュアへの変身を成功させた。そしてプリズムストーンの力を狙うベルゼイをプリキュア・マーブル・スクリューで撃退。今度こそ平和な眠りに就く。翌日、家に戻ったほのかの祖母は、仲良く手を繋いだまま寝息を立てるなぎさとほのかを愛しそうに見つめるのだった。
 
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