第 32 話 『 ポルンを励ませ! とっておきのカーニバル 』 2004/09/19
脚本  羽原大介 演出  川田武範 作画監督  高橋任治 美術監督  行 信三/下川忠海
なぎさは奪われた石の番人の安否、そして7つの石のパワーを託されたポルンを守らなければならないプレッシャーを感じていた。しかしそんな心配をよそに今日もポルンは元気いっぱい。コソコソと隠れなければならない生活に辟易して、「虹の国に帰りたいポポ!!」「一緒に遊ぶポポ!!」となぎさを困らせる。ポルンの寂しさは理解できるものの、ホーピッシュがなければ虹の国に帰ることもできず途方に暮れるなぎさとほのか。まずは石の番人とホーピッシュを取り戻すべきだと、その所在を突き止める方法を思案する。
ドツクゾーンでのジャアクキング復活を遂げた闇戦士たちは、次に7つの石のパワーを奪うべく石の番人を詰問していた。しかし彼を亡き者にすれば、仮に石のパワーを手に入れても使うことができないとあり、頑として口を割らない番人を持て余す始末。戦士体とは正反対に人間体では引っ込み思案で声が小さいレギーネが「どこに隠したのよー!!」と叫んでも、番人をビックリさせるだけだった。そこで闇戦士たちはプリキュアの2人を締め上げれば何とかなるのではないかと再び画策し、その刺客としてレギーネを放つ。
「ポルンに予知能力があるのでは?」と、学校から帰るなり番人とホーピッシュの所在を聞いてみるなぎさとほのか。しかしポルンは「喋る鳥ポポ!」と言うだけで要領を得ない。そればかりか「虹の園に帰りたいポポ!!」と泣き出してしまった。気分転換を思いついたなぎさとほのかは、すでに終わってしまった夏祭りをせがむポルンにそれと近い場所を提案。遊園地へと向かう。メップルやミップル、そしてようやく笑顔に戻ったポルンと共に思い切り楽しむなぎさとほのか。しかしそこに邪悪な気配が立ち込める…
石のパワーを奪うべく、レギーネと恐竜ロボット型のザケンナーが現れた。プリキュアに変身したなぎさとほのかは、人間体とは真逆に残虐で冷酷な戦士体になったレギーネと対決。かけがえのない友だち…ポルンを守るために奮闘する。そして7つの石のパワーを発揮したポルンの助けでレギーネとザケンナーの撃退に成功したのだった。しかし事件の解決と共にポルンが元気になったのはいいけれど、ポルンの有り余る元気パワーで日曜日の朝っぱらから叩き起こされたなぎさは、少しだけウンザリしてしまう。
 
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