第 26 話 『 さよならメップルミップル!?やだー! 』 2004/08/01
脚本  成田良美 演出  立仙裕俊 作画監督  飯島秀一 美術監督  行 信三/下川忠海
とうとう姿を現したジャアクキング。闇から復活したイルクーボも、プリキュアに最後の戦いを挑む。強力なイルクーボに大苦戦する二人。全く歯が立たず、とうとう追い詰められてしまう。「とどめだぁぁ!!」イルクーボの拳が二人に迫ったその時、何とジャアクキングがイルクーボを攻撃…!驚愕するプリキュアの前で、闇の力に焼かれ消滅してしまう…。「仲間でしょ!?どうして攻撃したの!」その壮絶な最期を見て、なぎさはジャアクキングに詰め寄る。答えは簡単、ジャクキングは攻撃の巻き添えで二人の後ろに落ちたプリズムストーンが傷つく事を恐れたのだ。
「そんな事で仲間を消すなんて!」怒りで震えるほのか。しかしジャアクキングは怒り心頭の二人に、「闇とは全てであり、いつかは光の園も虹の園も闇に消える運命にあるから諦めろ」と告げる。マーブルスクリューも通じず、攻撃の中で苦しむなぎさとほのか。時を同じくして何と虹の園も暗闇に包まれてしまう…!闇の中、満身創痍の体で何度も立ち上がるなぎさとほのか。二人は故郷を救えず、悲しむメップル達の顔が見たくない、その一心で戦っているのだ。仲間を思う気持ちを持たないジャアクキングは二人の強い気持ちなど分かる筈もない。…二人の瞳に強い光が宿る、「私達は、絶対負けない!!」
絶対の力を誇るジャアクキング。しかし、なぎさとほのかはギリギリの状態で立つのもやっと…。しかしそんな二人の元に眩い光が差す。何と光の園からクィーンがやってきたのだ!クィーンはなぎさ達伝説の戦士を信じ、二人の持つ“強く清らかな思い”に心を動かされたという。呆然とする二人に微笑むクィーン。「あなた達は光の園の…わたくしの希望」そんな三人をあざ笑いとどめを刺そうとするジャクキング。マーブルスクリューも再び消えようとした瞬間、クィーンの力を得て光を湛えたマーブルスクリューがジャアクキングを包み込む。ついに闇の根源が光に消えたのだ…
プリズムストーンの力で、あるべき姿を取り戻した光の園。花々が舞い、光が溢れるその美しい様子に感嘆するなぎさとほのか。しかし…「ミップル達はこれからどうするの?」ほのかの疑問に顔を歪めるミップル。故郷が元に戻り闇が去った今、お別れの時が迫っていたのだ。長老に従い、帰路に着く二人。別れ際意地を張って強がりを言ったなぎさだが、戻って来ても考えるのはメップルの事ばかり。窓の外の夕日も心なしか物悲しげ…しかし「なぎさー!お世話するメポ~!!」再びなぎさの所に落ちてきた光の玉。メップルが帰ってきたのだ!ミップルはもちろん今度はポルンの姿も。これから何があるか分からないけど、また一緒に頑張ろう!!
 
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