第 24 話 『 決戦!プリキュア対イルクーボ 』 2004/07/18
脚本  川崎 良 演出  川田武範 作画監督  爲我井克美   美術監督  行 信三/下川忠海
番人とホーピッシュを持ち去り「残りもすぐにいただく」と捨て台詞を残して消えたイルクーボ。混乱のせいで合宿は中止になり、翌朝なぎさ達は山を降りる事になる。しかし、イルクーボがいつまた襲ってくるか分からない。なぎさとほのかは自分達が皆を守りきれるかどうかに不安を抱き、冷静さを欠いたミップルは今にも一人で飛び出していってしまいそうな勢い。各々不安を抱いたままいつの間にか朝を迎えるが…翌朝何故か皆の様子がおかしい。なぎさとほのかを除いて一様に眠り続ける生徒達。理由はただ一つ、イルクーボがやってきたのだ…!気配を感じたなぎさとほのかは誘われるように開かれた扉に駆け込んでいく。
巨大な竜巻と共に姿を現すイルクーボ。残り二つのプリズムストーンを求めてプリキュアに戦いを挑む。なぎさ達も変身し応戦するが、やはりイルクーボは強い…。「あがいても無駄だ!!お前達の未来を見せてやる」叫び声と共に、周囲の木々の間から巨大な墓標の様に崩れたビルが姿を現す。気付けばいつの間にか辺りは寂しい廃墟と化し、勝ち誇った顔で笑うイルクーボと自分達だけになってしまった。それでもイルクーボに攻撃を繰り返すが、効果は無い。「マーブルスクリューしかないわ!」と強気のなぎさに比べほのかは弱気に。加えて、せっかく放ったマーブルスクリューも前回同様敗れてしまう…
二度も必殺技が敗れたことに動揺を隠せないほのか。諦めがみえるほのかに、なぎさは「だったら奇跡を起せばいいじゃない!!」と鼓舞する。イルクーボの石だけを狙い猛攻をかけるなぎさ。そのケリがとうとう敵をとらえる!諦めずに攻撃を続けるなぎさの姿に心を奮い立たせ、ほのかも再び立ち上がる。逆上したイルクーボはメップル達の石を無理矢理引き寄せ、とうとう七つのプリズムストーンが集結。しかし、石の放つ強すぎる力にイルクーボは苦しみだす。なぎさ達は後押しされるように再びマーブルスクリューを放ち、とうとうイルクーボも光の前に倒れ石だけが残された。
ダークファイブをやぶり、七つの石を手に入れたなぎさとほのか。山を降りた後ほのかの家で、ホーピッシュを前に緊張の一瞬を迎える。なぎさは心配そうにそわそわするが、メップルに急かされて石をはめる…すると、石同士が囁きあい眩い光と共に巨大な虹が出現!!虹はほのかの家の屋根を貫きどこまでも空へと続いている。「この虹が光の園へ続いているメポ!」感心しあう二人の前に、虹に乗ってメップル達の時と同様の光の玉が落ちてくる。やって来た使者は“未来へ導く光の王子”ポルン。「プリキュアも一緒に光の園へ行くポポ~!!」言い出したら聞かないというポルンだけど、そういう問題じゃないでしょ!?一難去ってまた一難…。
 
(C)ABC・東映アニメーション