第 11 話 『 亮太を救え!ゲキドラーゴ・パニック 』 2004/04/11
脚本  清水 東 演出  川田武範 作画監督  飯島秀一 美術監督  行 信三/ゆきゆきえ
ピーサードに続きプリズムストーンを奪うためにやってきたゲキドラーゴだが、どうにも上手くいかない。仲間からの冷たい視線もあいなって、最近はめっきり元気がなくなっていた。あせるゲキドラーゴに追い討ちをかけるように、ジャアクキング様からのお叱りも益々厳しくなる一方。「もてる全ての力を出し尽くすのだ!」“頭が足りない”と、身内中から思われているゲキドラーゴも直感する。次は、本当にもう無いのだと…。プリキュアへの憎しみと悔しさに歯軋りしつつ、ゲキドラーゴは決意の表情で最後の戦いに向かう!
いつもケンカばかりしているなぎさと弟の亮太。そんな二人だが珍しく…「お姉ちゃん!僕のデザートあげるよ!」と、亮太がこびをうってくる。聞けば今度の日曜日、お母さんの変わりに水族館に連れて行って欲しいらしい。面倒くさがるなぎさだが、二人に頼み込まれて結局ほのかを誘って水族館に行くことになる。  ウンチク女王のほのかは、水族館でも物知りぶりを発揮!一方、なぎさはどうしても魚が食べ物に繋がってしまい、説明がおかしい…。亮太も、ほのかには尊敬のまなざしを向けるが、なぎさには渋い顔。そんな中、突然鮫の水槽が割れ水族館中がパニックになってしまう!
出口を探して逃げ惑う三人。その後ろを、水も無いのに、魚達が悠々と泳いでいく。おかしな状況に警戒するなぎさとほのかは、騒動にドツクゾーンがからんでいる事に気付く。「あんたはここに隠れてな!」亮太を一人安全な場所に残し、プールに出た二人の前にゲキドラーゴが現れる!魚達を呼び寄せたゲキドラーゴは、その力を吸収し最終形態に変身。おぞましい(もしくはキモイ)姿に引きつつも、プリキュアに変身して応戦する二人のもとに、何となぎさの声を聞きつけた亮太がやって来てしまう!攻撃の巻き添えにあった亮太は気を失い、なぎさは怒りに任せて敵に突っ込んでいく!
私の大事な弟に何かあったら絶対許さないっ!!」泣きながら拳をふりあげるなぎさ。その威力に、パワーアップしたはずのゲキドラーゴも押されてしまう。なんとか猛攻を切り抜けて反撃にでるが、ほのかに邪魔されてあえなく失敗。その隙に強力なプリキュアマーブルスクリューが放たれる。「…?」握り締める手の力に顔をしかめるほのか。いくらケンカをしても、本当はなぎさだって優しいお姉さん。「もういい加減にしてよ!」更に威力を増した攻撃を受け、ゲキドラーゴは閃光の中に消えていく…後に残されたのは二つ目のプリズムストーン。「亮太!」強力だった二人目の刺客も、なぎさの兄弟愛の前に敗退。最後に勝つのはやっぱり愛って事なのかも…!?
 
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