第 10 話 『 ほのか炸裂!素敵な誕生日 』 2004/04/04
脚本  成田良美 演出  岩井隆央 作画監督  高橋任治 美術監督  吉田智子
ほのかの待ちに待った誕生日、それは年に一度だけお父さんとお母さんに会える日!アートディーラーの二人は休む暇もなく大忙しで、世界を飛び回っている。そんな仕事の鬼も、娘のほのかにはデレデレ!今年もたくさんのプレゼントを抱えて帰国し、ほのかの誕生日を祝おうとするが…。「どうしても、しつこく会いたがる人がいるんだ…」いざ三人で遊びに出かけようとすると、携帯の呼び出し音が。今日は仕事はしないのに…困り顔の両親に、仕事に行くべきだとすすめるほのか。申し訳なさそうな二人と共に宝石店を訪れるが、何とそこに強盗がやってくる!ミップルにご飯をあげ、ロビーに戻ったほのかは、強盗とはちあわせするが…!?
「一生懸命働いている人の事を考えてみなさい!!」強盗に、説教をするほのか。ほのかを丸め込もうとした強盗も、逆に正座をして小さくなってしまう。でも、この三人の強盗達は何だか訳ありげ…。「俺達も、一生懸命働いていたのさ…。」その時、バキッ!としんみりした空気に似つかわない音が。シャッターをこじ開け、ゲキドラーゴが侵入してきたのだ!!怯える強盗とミップルに対し、ほのかは何だか余裕そう。しかもゲキドラーゴに、プリズムストーンはこの宝石の中に隠してあると大嘘をつく!「今の内にミップル!」敵の気をそらしたほのかは、駆けつけた報道カメラにミップルを映してなぎさを呼ぼうと試みる…。「お願い、気付いてなぎさ!」
一方なぎさは、ほのかの誕生日を知って、プレゼントの資金集めに奔走する。お母さんに前借を申し出るが、あっさり断られてしまう…。その上「半年分のお小遣いを前貸ししてるの、わかってるの?」と注意を受ける始末。裕太にも迫るが…「絶対かさねー!!」とあくまで強気。仕方なく街に出ると、宝石店のショーウインドーが目に入る。宝石を前にうっとりするなぎさだが、値札を見て驚愕!「心のこもってないプレゼントなんて、意味無いメポー!」そこでメップルの言葉をヒントに、自分でアクセサリーを作りプレゼントする事に。早く渡しに行けと催促するメップルをよそに、テレビをつけるなぎさ。ところが…ニュースには何とミップルの姿が!?
宝石を全て調べ終わり、騙された事に憤慨するゲキドラーゴ。こうなったら力でねじ伏せてやる、とばかりに強盗をデコピンで倒し、ほのかに拳を振り上げる!そこに、換気ダクトから助けに来たなぎさが登場、なんとかプリキュアに変身する。しかし、今回のゲキドラーゴはなかなか手強い。散乱した宝石の光が集まり、マーブルスクリューに力が加わってなんとか撃退する。なぎさはプレゼントを渡し、足早やに去る。ほのかは、投降を呼びかけられた強盗達をかばおうとするが…三人はまた出直す事を誓い、警察の元へ。解放された両親もほのかを抱き締め、家族三人で絆を確かめ合う。色々あったけど、ほのかにとってはいい誕生日になったみたい…。
 
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