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[平成18年1月25日]

平成18年3月期 第3四半期財務・業績の概況(連結)


 

1. 四半期財務情報の作成等に係る事項

(1) 会計処理の方法における簡便な方法の採用の有無
 (内容)法人税等の計上基準は、簡便法により計算しております。

:有

(2) 最近連結会計年度からの会計処理の方法の変更の有無

:無

(3) 連結及び持分法の適用範囲の異動の有無 :無
(4) 監査法人による監査の状況の有無 :無

 

2.平成18年3月期第3四半期財務・業績の概況(平成17年4月1日〜平成17年12月31日)
(1) 経営成績(連結)の進捗状況 (単位:百万円 百万円未満切捨)

  売上高 営業利益 経常利益 第3四半期
(当期)純利益
平成18年3月期第3四半期
15,664
( 37.4%)
3,279
( 143.3%)
3,505
(105.0)
2,178
(114.5%)
平成17年3月期第3四半期
11,400
(△9.6%)
1,347
(△51.8%)
1,709
(△43.4%)
1,015
(△47.6%)
(参考)平成17年3月期
16,646 2,242 2,601 1,553

  1株当たり
第3四半期
(当期)純利益

潜在株式調整後
1株当たり
第3四半期
(当期)純利益

平成18年3月期第3四半期
313円23銭
平成17年3月期第3四半期
146円03銭
(参考)平成17年3月期
216円33銭
(注) 売上高、営業利益等におけるパーセント表示は、対前第3四半期増減率であります。

〔経営成績(連結)の進捗状況に関する定性的情報等〕

 当第3四半期連結会計期間(平成17年4月〜平成17年12月)におけるわが国経済は、企業収益の改善に伴う設備投資の増加や、雇用者所得の増加を背景とした個人消費の回復などを受け、緩やかな回復傾向を示しました。

 当社グループを取り巻く事業環境におきましては、テレビの視聴率においては厳しい状況が続いているものの、インターネットなどを利用したVOD(ビデオ・オン・デマンド)やモバイル視聴といった新しいメディアが急速な伸びを見せていることや、海外での日本のアニメーションに対する評価がますます高まっていることから、アニメーションビジネスの将来に対する期待度は依然として高いものがあります。また、アニメーション業界における海外の企業との提携・合作や、関連業界における合併・提携など、業界内外に新たな動きが出てきております。

 こうしたなか、当社グループは国内で「ふたりはプリキュアMaxHeart」、「ワンピース」、「金色のガッシュベル!!」、「ドラゴンボール」、海外で「ドラゴンボール」、「ワンピース」、「金色のガッシュベル!!」を主としたテレビ・映画・DVD・インターネットなどへの映像製作・販売事業や、キャラクター商品などの版権事業、商品販売・キャラクターショーなどの関連事業を戦略的に事業展開いたしました。この結果、当第3四半期連結会計期間の売上高は156億64百万円(前年同期比37.4%増)、経常利益は35億5百万円(前年同期比105.0%増)、第3四半期純利益は21億78百万円(前年同期比114.5%増)となりました。

 

 各事業部門別の概況は次の通りであります。(セグメント間取引金額を含む)

 

<映像製作・販売事業>

 劇場アニメ部門では、3月に「ワンピースオマツリ男爵と秘密の島」、4月に「ふたりはプリキュアMaxHeart」、8月に「金色のガッシュベル!! メカバルカンの来襲」、12月に「ふたりはプリキュアMaxHeart2雪空のともだち」の4作品を劇場公開し、前年同期の2作品に比べ劇場公開作品数が増加したことに加え、当社が幹事会社として公開した「プリキュア」の興行成績が好調だったため、大幅な増収となりました。

 テレビアニメ部門では、前年同期の「デジタルモンスターゼボリューション」のような大型のテレビスペシャル作品がなかったものの、新作テレビシリーズの放送が「ワンピース」、「金色のガッシュベル!!」、「ボボボーボ・ボーボボ」(11月から「ガイキング」)、「冒険王ビィト(10月から「冒険王ビィトエクセリオン」)、「ふたりはプリキュアMaxHeart」の週5作品と、放送本数が増加したため、増収となりました。

 パッケージソフト部門では、新作で「ワンピース」や「ふたりはプリキュアMaxHeart」など、ライブラリー作品で「ドラゴンボールGT」や「スラムダンク」などを展開し、中でも「ドラゴンボールGT」のDVD-BOXが約58,500セットの発売となるなど、好調に推移したため、大幅な増収となりました。

 海外部門では、北米での放送ラインナップが6枠に増加したことや、「ふたりはプリキュア」の海外展開がスタートするなど、新作の投入が順調に進んだことに加え、「ドラゴンボール」が北米を中心に、「聖闘士星矢」が欧州を中心に好調に稼動したことにより、大幅な増収となりました。

 以上により、当事業の売上高は89億52百万円(前年同期比45.5%増)、営業利益は18億18百万円(前年同期比258.1%増)となりました。

 

<版権事業>

 国内では「ふたりはプリキュアMaxHeart」、「ワンピース」、「金色のガッシュベル!!」、「ドラゴンボール」を中心に展開し、中でも「ふたりはプリキュアMaxHeart」の主力商品のハートフルコミューンやタッチコミューン、「ドラゴンボール」のテレビゲームやデータカードダスが、大ヒットとなったことなどにより、大幅な増収となりました。

 海外では、「ドラゴンボール」が、北米のテレビゲームにおける大口の取引に加え、その他の商品も好調に稼動し、また「聖闘士星矢」、「金色のガッシュベル!!」、「ワンピース」を世界各地で展開したため、大幅な増収となりました。

 以上により、当事業の売上高は44億80百万円(前年同期比46.3%増)、営業利益は22億72百万円(前年同期比49.9%増)となりました。

 

<関連事業>

 商品販売部門では、「ふたりはプリキュアMaxHeart」が引き続き好調に稼動しましたが、前年同期にありましたタイアップなどの大口の取引がなかったため、若干の増収となりました。イベント部門では、後半において前年同期に比べ大型のイベントが無かったものの「ふたりはプリキュアMaxHeart」の催事が好調を持続したため増収となりました。教育部門では、「東映アニメーション研究所」が平成18年4月のリニューアルを控え、平成17年は一部の学科を除いて生徒を募集しなかったため、生徒数が減り、大幅な減収となりました。

 以上により、当事業の売上高は22億63百万円(前年同期比0.8%減)、営業損失は32百万円(前年同期は1億60百万円の営業損失)となりました。


(2) 財政状態(連結)の変動状況

(単位:百万円)

  総資産 株主資本 株主資本比率 1 株当たり株主資本
平成18年3月期第3四半期
32,139 25,407 79.1% 3,652円44銭
平成17年3月期第3四半期
25,790 21,997 85.3% 3,162円32銭

(参考)平成17年3月期

28,306 22,927 81.0% 3,289円03銭


【連結キャッシュ・フローの状況】
(単位:百万円)

  営業活動による
キャッシュ・
フロー
投資活動による
キャッシュ・
フロー
財務活動による
キャッシュ・
フロー
現金及び
現金同等物
期末残高
平成18年3月期第3四半期
2,786 △2,645 △210 12,473
平成17年3月期第3四半期
△250 △730

△210

11,256
(参考)平成17年3月期
628 △350

△210

12,461


〔財政状態(連結)の変動状況に関する定性的情報等〕

当第3四半期末における総資産は、321億39百万円(前連結会計年度末比38億32百万円増)となりました。主な要因は、有価証券の取得による増加18億42百万円、有価証券の時価評価による増加8億14百万円、有形固定資産の取得による増加6億53百万円、たな卸資産の増加2億円であります。

負債合計は、64億27百万円(同13億2百万円増)となりました。主な要因は、未払法人税等の増加6億15百万円、繰延税金負債の増加3億42百万円、支払手形及び買掛金の増加1億38百万円であります。

株主資本は254億7百万円(同24億79百万円増)となりました。主な要因は、利益剰余金の増加19億20百万円、その他有価証券評価差額金の増加5億7百万円によるものであります。

なお、現金及び現金同等物期末残高は124億73百万円(同11百万円増)となりました。要因は次の通りであります。

 

<営業活動によるキャッシュ・フロー>

当第3四半期連結会計期間における営業活動による資金の増加は、27億86百万円(前第3四半期は2億50百万円の減少)となりました。これは、各事業部門の増収により税金等調整前当第3四半期純利益が34億67百万円(同16億53百万円)となったことによるものであります。

<投資活動によるキャッシュ・フロー>

当第3四半期連結会計期間における投資活動による資金の減少は、26億45百万円(前第3四半期は7億30百万円の減少)となりました。これは、有形固定資産の取得6億79百万円(同1億29百万円)、投資有価証券の取得18億42百万円(同3億60百万円)を主因とするものであります。

<財務活動によるキャッシュ・フロー>

当第3四半期連結会計期間における財務活動による資金の減少は、2億10百万円(前第3四半期は2億10百万円の減少)となりました。これは、配当の支払によるものであります。


平成18年3月期の連結業績予想(平成17年4月1日〜平成18年3月31日)
(単位:百万円)
  売上高 経常利益 当期純利益
通期
21,000 3,900 2,500
(参考) 1株当たり予想当期純利益(通期)  352円37銭


〔業績予想に関する定性的情報等〕

「ふたりはプリキュアMaxHeart」が引き続き好調を維持していることに加え、「ドラゴンボールZ」において、単巻DVDの発売数や3月発売の劇場版DVD-BOXの予約数が好調なことのほか、“データカードダス”を中心とした商品展開も好調に推移しており、また、海外においても欧州・北米で好調に稼動していることから、平成18年3月期 通期業績予想につきまして、上記予想のとおり修正いたしました。

 

なお、この資料に記述されている将来に関する記述は、当社及び当社グループが本資料の発表日現在において入手可能な情報から得られた判断に基づいており、リスク及び不確実性を包含しております。よって、実際の業績は、当社及び当社グループの事業を取り巻く経済環境、市場動向、為替レートの変動等の様々な要因により、記述されている業績見通しとは大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。


≪詳しくはPDFをご参照ください≫
     
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