出演歌手インタビュー 石井あみさん

石井あみさん

──さっそくですが、『全プリキュア 20th Anniversary LIVE!』開催に向けた意気込みをお伺いできればと思います。

石井:全プリキュアが集まる豪華すぎるイベントに出演させていただけて本当に嬉しいです! 私は20周年という節目の年に「ひろがるスカイ!プリキュア」で歌手デビューさせていただいて…さらにこのライブにも参加させていただけることが本当に幸せだなぁと思っています。周年ライブとなると、絶対に毎年あるわけじゃないと思うので。だから生きててよかった…っていうか(笑)。この時代に歌うことができてよかったなぁってすごく思っています。

──この20周年ライブに向けて、なにか他の方から言われたことや、聞いているエピソードなどありますか?

石井:以前、北川理恵さんが15周年ライブのお話をしてくださったんですが、そのときに歴代の歌手や声優の皆さんがいらっしゃる真ん中で歌ったことが緊張したとおっしゃっていたんです。私それを隣で聞きながら、ヤバいかもしれない…!どうしよう…!って急に緊張しはじめて(笑)。でも20周年の作品の主題歌歌手に選んでいただいて、まだ短い期間ではあるんですけど、プリキュアを通していろんなことを感じて、本当にプリキュアに対する愛が毎日毎日溢れているので! プリキュアありがとう!っていう気持ちを歌に乗せて、フルパワーで歌えたらいいなと思います! それともうひとつ、北川さんが15周年ライブの時のTシャツをリハで着ていらっしゃって! そこにプリキュアがずらっと並んでいるのを見て「これはスペシャルすぎる!」って思ったんです。それを見たら、もう今からライブがすごくすごく楽しみで。北川さんのお話の中でも先輩歌手の方や声優の皆さんがとても優しく「安心して歌っていいよ」って言ってもらったと聞いたので…先輩方にお会いできるのも本当に楽しみで、お会いできたらいっぱいお話できると嬉しいなぁと思っています!

──今回のライブについて、石井さんとしてここに注目して欲しいというポイントはありますか?

石井:今までの20年間のプリキュアソングがバトンを繋ぐように歌い継がれていくセットリストになっていると思います。曲ごとに歌手やキャストの方が入れ替わっていくんですけど、そういうところを一つの物語として皆さんに見てもらえたらプリキュアの歴史というか…「始まって、続いていっている」というのが体感できるんじゃないかなぁと思っています。全キャスト、全歌手の方が並んでいるところは私自身も客席から見たいです(笑)

──今回のライブで、石井さんご自身が生で聴くのを楽しみにしている曲はありますか?

石井:本当に全部楽しみなんですけど、私は『ドキドキ! プリキュア』から『HUG っと! プリキュア』まで大人になってから曲を聴いたシリーズなので、まだ生で聴いたことがないんです。なのでそこがすごく楽しみです! それ以外のプリキュアの歌は子供の頃に聴いたり、親戚の子が小さかった頃に一緒に聴いたことがあったり、『プリキュアシンガーズ Premium LIVE HOUSE Circuit!』で聴かせていただいたりしたので。今まで聴いてきたところと合わせて、真ん中の『ドキプリ』から『HUGっと!』の部分を聴けたら、もう私は「良い!使命を果たした!」ってなれるかなって思っています(笑)。 特に『キラキラ☆プリキュアアラモード』の駒形さんの曲が大好きで。「できあがりっ」ってところが好きなんですよ。そこを何回も何回も聴いているので、生で聴けたらすごく感激だなぁと思います!

──プリキュアに関わってから印象深かったエピソードなど、なにかございますか?

石井:本当にたくさんあって、すごい長くなってしまうかもしれないですけど(笑)。(2023年の)8月に池袋でやった『ひろがるスカイ!プリキュア おでかけ!ひろがるワールド!』というイベントに、5日間で合計20ステージ出演させていただいたんです。そのときにステージの内容は同じなんですけど、来てくれるお友達の声援だったり、景色や雰囲気が回毎にまったく違っていて。それがとっても新鮮で、「ここに立ててみんなと一緒に歌えて、踊れてよかったなぁ」って思いました。プリキュアのみんなとも20ステージ一緒に踊ってきたので回を重ねるごとに愛が増していって! 5日目の最後のステージで『ヒロガリズム』を歌ったんですけど、そのときに子どもたちがすっごい大きい声で歌いながら踊ってくれて…それで歌っている私もなんかウルウルして、すごく嬉しかったです。そのあとプリキュアのみんなが集まってギューってしてくれたので、ステージ上で号泣してしまって(笑)。その思い出が本当に忘れられません。 やっぱり私はプリキュアのことが本当に大好きだし、プリキュアのことを応援してくれているお友達とこうして楽しめる空間にいられることが何よりの幸せだなぁ、っていうのをすごく覚えています。

──ファンの方からなにか言われたこと、受け取った言葉で印象に残っていることはありますか?

石井:直接お話する機会はまだないんですが、SNSで投稿してくださったり感想を送ってくださる方がたくさんいらっしゃって。お子さんだけでなく、その子のお父さんお母さんから「子どもが元気よく毎日踊ってます!」みたいなコメントをいただいたりしています。さっきの池袋のイベントで、振りを完璧に覚えてきたお子さんもいたんですよ! エンディングはダンスレッスンがあるから踊れる子も多いんですけど、その中でもソラちゃんのコスチュームを着てオープニングを完璧に踊る子がいて!

──オープニング!? オープニングを完璧には…すごいですね。

石井:そうなんです、私自身も難しすぎる! ってなっちゃうのに(笑)。振りを覚えて来てくれるプリキュア愛が本当にすごいなぁって! 私も感動して「すごいねー!」ってグー、ってやったんです。そしたらそれがすごく嬉しかったみたいで、「あみさんにグーってしてもらった絵を娘が描きました!」とお母さんがコメントしてくださって。気持ちが伝わってるんだなぁ! っていうのが、すごい嬉しかったです。

──ありがとうございます。ちなみに、石井さんがリアルタイムで一番最初に触れたプリキュアはどちらでしたか?

石井:私は『ふたりはプリキュア』からずーっと見ています! 本当に将来の夢が「プリキュアになる」でした(笑)。幼稚園でハロウィンをやったときにもプリキュアの服を着ていたくらい、プリキュアが大好きで…なので一緒に歌えることが本当に嬉しいですね。プリキュアたちにギュッってしてもらえたことが夢に出てくるくらい嬉しかったです(笑)。

──今後、プリキュアシリーズに関してご自身がやってみたいこと、やっていきたいことなどありましたらお伺いできますか?

石井:私は元々子どもが大好きで、将来は子どもに関わるお仕事がしたいっていうのをずっと思っていたんです。先生とか音楽教室で教えるというのも考えてはいたんですが、こういう形で子どもたちと一緒に歌ったり踊ったり出来るお仕事をさせていただけて、それが本当に嬉しいです! 先程お話した8月のライブで、やっぱり私はたくさんの子どもたちと楽しめる空間っていうのがすごく幸せなんだなぁっていうのに気づいたので、一緒に歌ったり踊ったり出来るイベントをたくさんやりたいです! あと五條真由美さんは本当に私の憧れの方で…子供の頃から五條さんの歌声を聞いて育ったので、いつかデュエットを歌わせていただけたらいいなって。去年のプリキュアライブでMachicoさんと五條さんが一緒に歌われていたんですけど、生で見て「やっぱりかっこいい!」ってすごく思いました。五條さんと歌えるようにたくさん練習して、いつかデュエットできる日を夢見ています!

──最後に、ファンに対してなにかメッセージをいただければと思います。

石井:今回20周年のお祝いを、みんなで出来ることがあらためてすごく嬉しいなと思います。小さいお友達から、初代から見ている大きいお友達まで、たくさんの方が来てくださるんじゃないかなとすごく楽しみにしていて。当日は推しキュアグッズや、妖精さんたちの推しグッズをたくさん身につけて、お気に入りのプリキュアソングをたっくさん聞いて会場でも楽しんでほしいなと思います! 「プリキュアありがとう!」っていう気持ちと、「これからもよろしくね」っていう気持ちを一緒にシェアできたら幸せだなぁと思うので、お会いできるのをとても楽しみにしています!