ストーリー

キースとハービーの共同作戦により、フランシスが黒バラだという疑いは晴れた。ところが、そのことを知らないナージャは、単身へルマンの屋敷に忍び込み、捕まってしまう。ヘルマンに裏切られたロッソとビアンコと共に地下牢に入れられてしまったものの、ナージャは何とか牢屋から脱出しようとしていた。

天窓から外に出ようと、ナージャはそびえたつ壁をよじ登る。失敗しても諦めず、高い壁に果敢に立ち向かっていくナージャの熱意に打たれたロッソとビアンコは、ナージャにヘルマンの悪事を暴く切り札・・・ヘルマンが自分たちへ宛てた手紙の在処を教え、脱出を手伝った。しかし、それをヘルマンが立ち聞きしていた。

牢屋から脱出し、『切り札』を手に入れたナージャに、ヘルマンの魔の手が迫る！拳銃を突きつけられたナージャ、絶体絶命のピンチに、なんとダンデライオン一座の皆と、オリヴァー、TJがからくり自動車で駆けつけた！形勢は一気に逆転！ヘルマンの悪事は公になり、全ての疑いが晴れたフランシスも釈放された。そして、再び舞い戻ったプレミンジャー公爵家で、ナージャはローズマリーと対面する。

華やかな貴族の生活に執着していたローズマリー。しかし貴族の現実を知った彼女はあっさりと『ナージャ』の座を明渡し、自らの野望を掴むため旅立つのだと言い、去って行った。ようやく『本物のナージャ』として認められたナージャ。そんな中、母親との対面に胸を高鳴らせる彼女に、プレミンジャー公爵は冷たく言い放った。「お前とコレットを会わせる訳にはいかない」―――・・・!!