ストーリー

2003年9月14日 放送

第32話
「ナイルの果て・指輪の秘密」

お母さんの日記帳にはエジプトで発掘を続けるハリソン教授のことが書かれていた。お母さんの手掛かりを求め、ナージャ達は地中海を渡りはるばるエジプトまでやって来た。一座の皆にも協力してもらい、様々な国から来ている発掘隊を次々と訪ね歩くナージャ。しかし見渡す限りに広がる砂漠の中で手掛かりもほとんど無く、照りつける太陽に一座の皆はヘトヘトになってしまう。

それでも諦めないナージャはケンノスケと共にイギリスの発掘隊を訪ね、偶然にもイギリスで出会ったミイラ博士のクリスチャンと再会する。しかも驚くことに、ナージャが探していたハリソン教授はクリスチャンの恩師だったのだ。これで教授に会える、と喜ぶナージャ。ところが、ハリソン教授は数年前に亡くなってしまったのだという・・・

事実を知り落ち込むナージャだったが、ブローチにはめこまれた指輪をクリスチャンに見せると、なんと彼は指輪に心当たりが有るという。ナージャの指輪は元はハリソン教授が発掘した指輪をイギリスから視察に来ていた貴族に贈った物だったのだ。偶然に驚きながらナージャは更に、指輪の石の下に刻み込まれたある貴族の紋章を見つける。

指輪の紋章はハリソン教授に研究資金を提供してくれたウィーンのプレミンジャー公爵家のものとよく似ていた。貴族の紋章は結婚などによって少しずつ変わっていくことから、ナージャの母親は、どうやらプレミンジャー公爵家に関係の有る人間ということがわかる。ついに大きな手掛かりを見つけ、大喜びのナージャ。一路ヨーロッパへ向かうからくり自動車の中で母への思いを募らせるナージャだった。

スタッフ

脚本 影山 由美
演出 岡 佳広
作画監督 青山 充
美術監督 ゆきゆきえ/塩崎 広光