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第45話

狐火流し殺人事件 ファイル2

2016/03/12

  • 脚本:福嶋 幸典
  • 演出:門 由利子
  • 作画:小松 こずえ
  • 美術:桐本 裕美子

6年前のカブスカウト仲間との再会を果たしたはじめと美雪。しかし、思い出の地白狐村で2人はかつての仲間たちの凄惨な死に直面する。2ヶ月前、狐の嫁入りに見立てて殺害された茉莉香。そして、茉莉香を悼み、狐火流しという村の習わしに参加した最中に殺された光太郎。遺体となって見つかった光太郎が6年前のキャンプでヘビに噛まれたあかりを乗せ、川下りした時に使用したボートに乗せられていたことから、はじめは茉莉香と光太郎を殺害した犯人は6年前の遭難事件に関わっている人物と推理する。そして、灯籠2つのロウソクの燃え具合を調べることで、犯人が川のどの辺りからボートを流したかを推測する。実験の結果、450メートル上流にある釣り場から流されたと判断したはじめたちはそこで使用済みのマッチとともに、光太郎の携帯電話を発見する。犯人がこの釣り場からボートを流した可能性が高い。しかし、流し場から釣り場まではどんなに急いでも8分はかかってしまう。遺体をボートに乗せ、灯籠を流す時間を考えると、往復20分は必要であり、トイレに行ったり食べ物を買いに出かけた者も流し場を離れたのは4、5分程度だったことから、カブスカウトのメンバーの犯行は不可能かと思われた。
だが、はじめはメンバーの中で一人だけ光太郎を殺害できた者がいることに思い当たる。白狐様の花嫁役として狐火流しに参加せず白狐神社にいた凛にはアリバイがないのではないか。はじめはあかりと陸を連れて凛のいる白狐神社に向かうことに。そして、その途中で6年前遭難した時に何か今回の事件に繋がるようなことがなかったか問いかける。当時のことを振り返る陸とあかり。あの時、あかりが蛇に噛まれたため、はじめと陸は一刻も早く治療するために、危険を承知でボートに乗り川下りをした。記憶を遡り、皆のスニーカーの靴紐でペットボトルを繋げて救命胴衣を作ったことを語る二人だったが、結局今回の事件に結びつくような出来事には思い至らなかった。
白狐神社に到着したはじめたち。はじめは狐の面をつけて座る花嫁姿の凛に声をかける。だが、凛は何度問いかけても反応しなかった。不審に思ったはじめが凛を揺り動かした時だった。凛はその場に倒れこむ。狐の面が外れたその顔はすでに生気を失っていた。凛もまた何者かによって殺されていたのだった。
凛は延髄を何かで刺され、ほぼ即死の状態だった。はじめたちが白狐稲荷に立ち寄った時には生きていたはず。となれば、流し場にいた仲間たちにはアリバイが成立する。動機。トリック。一連の事件、謎は深まるばかりだった。だが、はじめの胸には一つの思いが広がっていた。茉莉香、光太郎、そして凛を殺した犯人は必ず見つけ出さなければならない。例え、その人物がかつて共に笑いあった仲間であったとしても。

    

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