第 8 話 『 プリキュア解散!ぶっちゃけ早すぎ!? 』 2004/03/21
脚本  清水 東 演出  五十嵐卓哉 作画監督  爲我井克美 美術監督  行 信光/塩崎広光
どうしても、ほのかと藤村君の関係が気になってしまうなぎさ。おかしいなぎさの様子に周りも訝しげ…。気にしないようにすればするほど、二人の仲の良さが引っかかりほのかに真相を確かめようとするが、何も聞けないまま逃げ出してしまう…。一方ほのかは、ミップルからなぎさの藤村君に対する思いを聞き、二人を近付けようと画策する。翌朝、偶然居合わせた藤村君を紹介するが、無神経とも取れる行動に「おせっかいなのよ!」と逆になぎさの怒りをかってしまう。逃げ出すなぎさを追いかけるほのか。しかし…「あなたとはプリキュアってだけで、友達でもなんでもないんだから!!」なぎさの言葉に傷付いたほのかはその場から去っていく…。
なぎさの一言が頭から離れないほのか。相手の事を思ってやった事が、逆に傷つける結果になってしまい動揺を隠せない…。なぎさも、勢いとはいえ酷い事を言ってしまったと反省するが、どうしたらいいのか分からない。お互い微妙な距離のまま放課後を迎えるが…「こういうのって、やっぱり気が合ってる人同士の方がいいと思って…」自分にプリキュアの資格が無いと思い込んだほのかは、なぎさにカードコミューンを預けて走り去る。それを聞いてメップルは怒り狂うが、ミップルは複雑な顔のなぎさに、プリキュア手帳に今の思いを書いて頭を整理したらどうかと提案する。「早く二人に仲直りをして欲しいミポ…」「とっとと詫びを入れるメポ!!」
「ゆ~きし~ろさん!」何とかほのかに謝ろうと必死のなぎさ。しかし、努力も空しく避けられっぱなしで、一日が過ぎて行く。「五円なんてしけてるメポー」「うるさいわね!!」最後の手段と、神社に願掛けに行くが、運の悪い事にゲキドラーゴの強襲に遭ってしまう!触手の様な木の枝を操り、コミューンを奪われて絶体絶命のピンチを迎えるが…「美墨さん!!」通りかかったほのかが駆けつけるも、いまいち行動が鈍い。「もたもたしないで早く!」動揺していたほのかも、ムッとした怒りに任せて、なぎさにコミューンを投げつける。「…ちなみに私、モタモタなんてしてません!」なんとか変身した二人だが…
「俺、無視するなぁ~!!」ゲキドラーゴの存在を無視して、戦いの最中も激しいケンカが続行される!「だいたい私と貴方じゃ全然性格が違うのよ!!」「そうね、腹立つくらいね!!」熱い女の戦いが繰り広げられるも、何故か息の合った動きで攻撃をかわす二人。ついにゲキドラーゴも自分の存在を訴えるが「今大事なお話中!!」逆に跳ね返され、普段と比べ物にならない様な威力の必殺技を受けて敗退する。戦いの後も、よそよそしい二人…。しかし「美墨さんといると楽しい」「もっと雪城さんの事を知りたい」取り違えた手帳に記されていた、素直に言えないお互いの気持ち。今回のケンカで、また一歩距離が近付いた…かな?
 
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