第 45 話 『 歌えさくら組! 合唱は勇気を乗せて 』 2004/12/26
脚本  影山由美 演出  川田武範 作画監督  青山充 美術監督  行信三/いでともこ
なぎさたちのクラスが校内合唱コンクールに優勝した! そればかりではなく、ベローネ学院代表として『西部地区中学合唱コンクール』への出場権も獲得する。張り切ったクラス一同は、先頭に立って彼女たちを引っ張ってきた千秋に「頼りにしている」と喜びを伝え、更なる練習に励もうと決意した。しかしそれが千秋のプレッシャーになってしまう。彼女は出場相手のひとつで、ライバル・御高倶女子のレベルが驚くほど高いと先輩から知らされ、優勝のために「自分たちももっとレベルの高い楽曲に変えたほうがいいのでは…!?」と思い始めていたのだ。
新しい楽曲を探していた千秋を最初に発見したのはなぎさだった。彼女は千秋がそうまでしてみんなのために優勝を狙っていることを知り、自分なりに協力しようと考える。そしてCDショップで偶然出逢った楽曲を千秋に聞かせた。なぎさに教えられた曲は千秋はもちろん、クラスでも大好評! しかし合唱用のアレンジを考えていた千秋は、それでも足りないと言う…。悩んだ彼女は、しかも練習にまで姿を現さなくなってしまった。その千秋に、クラスメイトたちも次第にやる気を失ってしまう…。
「最後まで矢部さんを信じて。ついていくかどうかは、あなたたち次第よ」…よし美先生にそう言われ、クラスメイトたちは3日間練習に出てこない千秋を待つことにした。そんな中、彼女を心配したなぎさとほのかは千秋の自宅を訪問。彼女がスランプに陥っていたことを知らされていた。しかし彼女たちから練習の様子を聞いた千秋が、突然「!」と閃く。ソロパートがスパイスになることに気付いたのだ。そしてそのパートは、アイデアの発端となったなぎさとほのかに託されることになる。
コンクール当日、なぎさとほのかは、出番の直前でジュナやレギーネが会場に潜入していたことに気付いた。2人を追った彼女たちはプリキュアに変身して戦闘に突入するものの、その間に出番が回ってきてしまい焦りだけが募る。志穂と莉奈に代役の白羽の矢が立ち、刻一刻と迫るソロパートの瞬間。だがソロパート突入直前、レギーネたちを撃退したなぎさとほのかが滑り込みで現れた! ステージの左右から登場した2人は、ソロパートの演出であるかのようにクラスメイトたちに合流すると、無事に役目を果たすのだった。
 
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