§

プロローグ聖闘士星矢 ハーデス冥界編 前章
Prologue
Prologue
story
History of Chapter-Sactuary
Trailer
Character
Cast & Staff
Link
DVD & Goods
Figure
<top

この世に邪悪がはびこるとき、必ずや現れるという希望の闘士「聖闘士(セイント)」。その伝説の「聖闘士」が現代によみがえった。

十三年前に自らの邪悪に負けて、誕生して間もないアテナを亡き者にしようとしたサガ。それに気付いて、聖域(サンクチュリア)から幼きアテナを救いだしたアイオロス。物語はそこから始まる…

グラード財団の後継者として育てられたアテナ城戸沙織。そこへ集う青銅聖闘士(ブロンズセイント)たち、ペガサス星矢、ドラゴン紫龍、キグナス氷河、アンドロメダ瞬、そしてフェニックス一輝。この地上を邪悪から守るための戦いは熾烈を極めた。暗黒聖闘士(ブラックセイント)、白銀聖闘士(シルバーセイント)、黄金聖闘士(ゴールドセイント)、自分たちよりも強大な敵と戦うたびに小宇宙をより熱く燃やして戦い続ける星矢たち青銅聖闘士。そして、十二宮での戦いは、教皇になりすまし、聖闘士を欺いていたサガに勝利することで、その幕を下ろした。

しかし、それはまだ始まりでしかなかったのだ!

北欧アスガルドを巻き込んで始まった海皇ポセイドンとの戦い。天空を覆う厚き雲から、いつ止むとも知れず降り続く雨。この地上の危機に何故か、動かぬ黄金聖闘士。相手をポセインドン率いる海闘士(マリーナ)星矢たち青銅聖闘士の戦いはまだ続いていた。

そして、かろうじてポセイドンとの戦いに勝利した直後にそれはやって来た。アテナが現代に降臨した理由… 黄金聖闘士が動かなかった理由… 
「243年前の聖戦」で倒すこと叶わず、封印するしかなかった真の敵「冥王ハーデスと108の魔星」の復活である。

十二宮を守る黄金聖闘士を、よみがえったかつての同士である黄金聖闘士がハーデスの冥闘士として襲った。デスマスクが、アフロディーテが、カミュが、シュラが、そしてサガが、教皇であったシオンに率いられアテナの命を狙うのだった。

激烈なる戦いの中で、最初の犠牲者となってしまうアルデバラン。さらにシャカでさえも、サガたちの放った禁断の秘技「アテナエクスクラメーション」によって散っていった。そして、何故か抵抗もせずにアテナはその命を落としてしまう。

この絶望的な状況を前に、自分たちの無力さを思いしる星矢たち青銅聖闘士。しかし、そこへ現れたシオンによって真実が明かされる。ハーデスとの戦いに不可欠な、アテナの血によって目覚める「アテナの聖衣(クロス)」の存在。それを知らせるために、死した聖闘士たちは己を偽ってハーデスの手先となっていたのだった。アテナの血によって新生したまぶしい聖衣をまとって、「アテナの聖衣」を届けるべくアテナを追う星矢たち青銅聖闘士。

アテナもシャカも戦いを放棄したわけではなかったのだ。ハーデスの本拠、死者の国である冥界へ生きたまま向かうために必要な「エイトセンシズ」に目覚めるため、死を選んだようにみせかけたのだった。だが、その全てを知らぬまま冥界への道に飛び込む星矢、紫龍、氷河、瞬。そして、「MISOPETHA-MENOS」によって若き肉体を取り戻した老師こと童虎と、かつての敵でありながら、アテナに忠誠を誓ったカノンが後を追った。


§