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【第30回/2014年7月号】CGCGスタジオ

網倉理奈(以降 網倉):山添さん、今日はよろしくお願いします。

山添武(以降 山添):よろしくお願いします。

齊藤奈津子(以降 齊藤):まず最初の質問ですが、沖縄に本社がありますが、その経緯から教えていただけますでしょうか?

山添:沖縄市にモーションキャプチャー設備込みの施設が立ち上がりました。そのモーションキャプチャーの施設を使いCGの人材育成を行うことや、CGの映像制作をする会社が必要だという経緯があり、弊社が沖縄市にスタジオを開設したということになります。

齊藤:いつスタートしたのでしょうか?

山添:2003年3月にスタートしました。ですので、今年でまるまる11年になります。

網倉:東京にもスタジオがありますが、山添さんは東京と沖縄とどのくらいの頻度で行き来しているのですか?

山添:今は月に1回、2回くらいでしょうか。東京と沖縄の飛行機の便数は多いので気楽に行けるというか、行こうと思ったら行けるような感覚ですかね。ただ電車とか新幹線ほど気楽な感じではまだないですが、片道3時間なのでそれほど不便は感じていないです。

齊藤:東京のスタッフと沖縄スタッフの行き来や、異動などはあるのでしょうか?

山添:プロジェクトによっては、行き来もあります。ただ東京のスタッフは東京都内に生活基盤がある人ですし、沖縄で働いている人は沖縄に家や家族があり、出身が沖縄でUターンしてきた人とか、もしくはもともと東京や他の都市で働いていたけども沖縄でCGの映像制作の仕事をして暮らしたいというIターンの方もいますので、必要に応じてですね。あとモーションキャプチャーの仕事の場合、東京のスタッフの何人かが沖縄に出張として来て撮影業務をすることはあります。

齊藤:台湾にあるCGCG社との関係はどういったものでしょうか?
(※CGCG社 http://www.cgcg.com.tw/profile.html

山添:弊社は「CGCGスタジオ」という社名で、沖縄が本社で東京が支社になります。台湾の「CGCG inc.」は関連会社となります。CGCGinc.社の方が、CGCGスタジオの設立に深く関わっているので、その段階から協力関係となっています。
(※CGCGスタジオ社と、台湾のCGCG社は別会社)

齊藤:CGCGスタジオの従業員は何名くらいなのでしょうか?

山添:だいたい120から130名となります。

齊藤:私たちが見学した会社さんの中では多いほうです!

網倉:学生の時にはどのような勉強をされていたのですか?

山添:大学の時はメディアアートを勉強していましたが、同時に芝居もやっていました。学生の時、山形のパチンコ店のCMに出演したりしてました(笑)。そして大学卒業後はCGデザイナーとして就職しましたが、その後ご縁があってCGCGスタジオ社の起業の創業のメンバーの1人になりました。そしてモーションキャプチャーの業務に関わるようになった時に、大学でCGを勉強したことと、芝居に興味があったこととが一緒になったといった感じですかねぇ。

齊藤:CGの仕事に就いたきっかけはなんでしょうか?

山添:昔からCGが好きだったというか、コンピュータが好きでしたね。またゲームも好きだったので、大学の専攻はコンピュータアートにしました。そして大学卒業後はゲームメーカーに就職しました。当時CGで就職するということは狭き門だったというか、就職先が今ほどあるわけでなかったので、その中でどこに就職するのがいいかとても悩みました。

齊藤:ゲームメーカーに決めた理由は何でしょうか?

山添:昔からゲームをやっていたこともありますが、作った映像に対して何かしら反応が返ってくる業界を探していました。そんな時、ゲームのパッケージ見ていたら、その中にアンケートハガキが入っているのに気がつきました。もしゲームメーカーに入れば、アンケートハガキが見られるかもしれない、ユーザーの反応を直接知ることが出来るかもしれないと思い、ゲームメーカーに絞って就職活動しました。

網倉:今までで、一番思い出に残っている仕事はどのようなものでしょうか?

山添:どれも可愛いいので、、、ただ映像制作という点で言うと何年もかけて作った1本というのはみんなにとっての思い出の1本になりますよね。モーションキャプチャーという点では、表現の仕方というよりどういう風に撮ったかというのも大事になってきます。そこがノウハウにもなりますし、いろいろ制約があるので、その制約の中でここまで撮れたというのがやりがいに繋がります。例えば、プロレスのリングをスタジオに設置して全体を撮影したのはとても思い出に残っています。特に場外乱闘まで撮影しましたので(笑)

一同:凄いですねぇ。

齊藤:山添さんがモーションキャプチャーに出会ったのはいつ頃でしょうか?

山添:このスタジオからになります。当時モーションキャプチャーができる会社さんは4〜5社くらいしかなかったかと思います。

網倉:沖縄で働きたい人も多いと思いますが、CGCGスタジオさんはどのような人材を望んでいますでしょうか?

山添:やはり映像制作はグループワークなので、しっかりとコミュニケーションが取れる人ですね。技術力は後から付いてくるかもしれないので。東京支社は4年前からですが、沖縄で11年前にスタートし、今では沖縄県内の仕事はほぼなく、東京からの仕事が非常に多いので、沖縄だからどうのとかいう意識はなく働けていると思っています。また電車通勤のストレスはない生活ですし、気温は基本暖かいので、そんな生活の中で仕事したい人は是非沖縄に来てもらえるとありがたいですね。ただ車の免許がないと大変ですので、それだけは最初に言っておきます(笑)。あと、アフタ−5とか、週末とかの休暇にはすぐ海がありますし、自然もありますので良い環境ですよ。また適度な繁華街もありますので沖縄で生活するのもいいかと思っています。

網倉:入社の面談でどちらの勤務地を希望するか言えるのでしょうか?

山添:入社希望者の方には、どちらの勤務地を希望しますか?と必ず聞きます。東京なのか、沖縄なのか。その意見は最優先しています。あとどちらでもいいですという方も中にはいらっしゃります。また3年沖縄で働いてその後は東京がいいですという希望があればそれはそれで対応します。

網倉:いいですねぇ。沖縄本社の構成はどのようなものでしょうか?

山添:4割が県外の方からの就職になっています。私自身も新潟出身なので“ないちゃー“です。最近の傾向として、仙台の専門学校出身の方をだいたい毎年採用していますが、東京でなく沖縄を選択されていますね。

網倉:沖縄での採用が決まったら、どのようにして住むところを探すのですか?

山添:採用が決まったら、希望家賃を聞いて本社近くのアパートを紹介します。その後エアー代と引越代の一部を会社で負担しています。

網倉:羨ましいです!

山添:沖縄での就職を決めたっていうことは勇気いる決断だと思いますので、こちらとしては出来る限りのサポートはしたいと考えています。

齊藤:家賃はどのくらいなのでしょうか?

山添:1LDKで、3−4万円くらいが相場ですかね。生活費は安いかと思いますが、ただ漫画とアニメとゲームは東京と同じですからね。ネット通販でだいたいのものが手に入りますが。

網倉:今日はありがとうございました。お話を伺っていて東京にだけに縛られることなく、沖縄の自然の中でストレスが少ない生活をしたいという人がいると思いました。またそれを嫌だと思う人もいると思います。いろいろな人がいる中、そして日々生きていく中、どちらを選んだほうが自分らいしい生き方なのかちゃんと考えないといけないな、と凄く感じました。

山添:素晴らしいですね。

齊藤:沖縄と東京にオフィスがある会社をはじめて訪問させていただいたのですが、2つの場所のどちらかを選択できるというのが単純にいいなと思いました。

山添:ありがとうございます。

網倉&齊藤:今日は本当にありがとうございました。

INTERVIEWER:
網倉理奈(東京フィルムセンター映画・俳優専門学校2年生)
齊藤奈津子(東京フィルムセンター映画・俳優専門学校2年生)
EDIT&PHOTO:
Enhanced-Endorphin
CGCGスタジオ
CGCGスタジオ
CGCG Studio Inc.
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〒904-2172 沖縄県沖縄市泡瀬3-47-10 沖縄市ITワークプラザ
TEL : 098-983-4122  FAX : 098-983-4155

東京スタジオ
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-40-11 看山ビル4F
TEL:03-5937-5556  FAX:03-5937-5557
http://www.cgcgstudio.co.jp
https://www.facebook.com/cgcgstudio
業務内容
1.3DCG映像制作
2.モーションキャプチャー業務

Software: Maya, 3dsmax, Z-Brush, mudbox, MotionBuilder, After Effects, Premiere, mental ray, V-ray, FumeFX
Motion Capture: Vicon
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