銭天堂ぜにてんどうへの出演の話はなしがあった時とき、最初さいしょ「あれ、銭天堂ってなんだったっけな…。」と思おもい出だせなかったんですけど、マネージャーから台本だいほんをもらった時に、キャラクターの紅子ぺにこさんを見みて、「そういえば見たことある！このアニメのどこかに出られるんだ！」と驚おどろきました。 アフレコは難むずしかったです。ブースで1人になったら「はい、やってください」という感かんじで、映像えいぞうががあっという間まに流ながれて行ってしまって、最初さいしょは棒立ぼうだちちでした。「どこから読よむの？！わからんわー。これ、今日終きようおわわらないんじゃないかな、まずいな…！」と思ったのが第一印象だいいちいんしょうでした。 自分じぶんをアニメのキャラとしてえがいていただけるなんて嬉しいです。アニメになったコウメ太夫を是非観ぜひみて、楽たのしんでください。

原作げんさくの「インココイン」をアニメ化かするにあたり、実際じっさいの芸人げいにんさんを起用きようしたいというのはシナリオ当初とうしょから決きめていました。紅子さんの隣となりに並ならんだときに、一番面白いちばんおもしろいのが誰だれかを考かんがえて、真まっ先さきに思い浮うかんだのがコウメ太夫さんです。 古銭柄こせんがらの着物きものを着きて凛りんとしている紅子さんと、白塗しろぬりで着物を着てチクショー顔がおなコウメさんが並んでいたら、奇天烈きてれつで面白い！と思い、オファーさせていただきました。 ストーリーで登場とうじょうする芸人役は、駄菓子だがしの副作用ふくさようで特徴的とくちょうてきで声こえになっているという設定せってい、 且かつ、キャラクターデザインが立つ人でないと誰か分わかりづらい、という条件じょうけん、それもコウメ太夫さんならピッタリでした。 コウメ太夫さんが作中さくちゅうでどのようなネタを披露ひろう、主人公しゅじんこう・藍花あいかがどのような人生じんせいの選択肢せんたくしをとるのか、ぜひ注目ちゅうもくしていただきたいです。

藍花はモノマネ芸人になりたい小学生しょうがくせい。一番好いちばんすきな「コウメ太夫」のモノマネを学校がっこうで披露するが、うまくできず、同級生どうきゅうせいから「似にてない」と言われてしまう。そこで、銭天堂にやって来た藍花は、インコのようにモノマネが上手うまくなるという『インココイン』を買かって食たべる。すると、モノマネが本人そっくりにできるようになり、クラスの人気者にんきものになるが……。