第 76 話 2004/10/03 逃げ道なし!! 卑劣なるゾフィス再臨

脚本
大和屋暁
演出
今沢哲男
作画監督
信実節子
美術監督
清水哲弘

石に戻される恐怖からゾフィスの手先になっていたパムーン。その悲しみが理解できたガッシュは、これ以上空しい戦いをさせないためにもパムーンに挑む!! しかし最大の魔法で反撃したガッシュと清麿に対し、パムーンは余力を持って対抗。そればかりかレベルアップした魔法でガッシュの魔法を打ち破ってしまった!! それでも負けないガッシュ。彼は満身創痍であえぎつつ、それでも生身の身体で魔法を止めようとする。その姿に心動かされるパムーン。そして「私が友達になるのだ!!」というガッシュの叫びを回想する。

ガッシュの強い想いが、ついにパムーンの心の扉を開いた。自らの魔法を生身で打ち破ったガッシュに、これまで見せなかった笑みを向けるパムーン。そして自分がどんなに弱い存在だったかを認めると、天井に穴を開けてガッシュたちが目指す「月の光の石の本体」のある部屋へと導こうとした。同じ頃、激戦を潜り抜けたティオ&恵、リィエン&ウォンレイ、ナゾナゾ博士、キャンチョメ&フォルゴレの各コンビもまたガッシュたちと同じく月の光の石の本体が安置されている部屋を目指していた。ゾフィスの四天王を倒し、もう遮るものはないと一同は先を急ぐ。

建物の外側に出て、目指す部屋は目の前。そこに辿り着けば魔法の原動力でもある心の力も回復でき、残すは打倒ゾフィスのみとなる。ようやく見えた希望の光に安堵し、友だちになる約束を交わすガッシュ・パムーン・ウマゴン。だがそこへ早くもゾフィスが姿を現した。そのせいで自分の魔本に火を点けられてしまうパムーン。本が燃え尽きると同時にパムーンは消滅してしまうとあり、彼は逆に石にされることへの恐怖を超越。「オレを正気に戻したのは、こいつ(ガッシュ)の言葉だ。こいつの友だちになってくれるという言葉だ!!」とゾフィスへの決別宣言を残して魔界へ帰っていく。

ゾフィスの非情に清麿の怒りも爆発した。しかし千年前の魔物が束になって登場したため、ガッシュや清麿たちはこれまで以上ないほど窮地に立たされてしまう。それでも戦う決意を曲げようとしないガッシュ。彼はパムーンの魔界への帰還を受け、無鉄砲とも思えるような猛攻をウマゴンと共に開始。数では圧倒的に不利であるにも関わらず、ウマゴンとのコンビネーションで活路を切り開こうとした。だがさらに、かつてガッシュや清麿と敵対した2人の魔物、パティとピョンコまで登場し清麿たちは絶体絶命の危機に!! そこへゾフィスに強い憎しみを抱く少女シェリーと、彼女のパートナー・ブラゴが駆けつけた!!