第 62 話 2004/06/20 Vの衝撃ベリーメロン!!

脚本
大和屋暁
演出
中村哲治
作画監督
信実節子
美術監督
徳重 賢

デボロ遺跡内を進むガッシュたちは、蔦に覆われ、水の流れる大広間に辿り着いた。アルムたちとの戦いで呪文を使うための心の力は底をついている…。戦いで受けた傷を癒し、心の力が回復するまで一行はここで休息をとる事にした。「みんな、ここは楽しくおやつの時間にしようじゃないか!」とフォルゴレはどこに持っていたのかメロンを取り出し、恵は何故かもってきていた包丁やマナ板でそのメロンを切り分けいただくことに。みんなでメロンをおいしく食べている傍ら、Vの字の姿をした新たなる敵・ビクトリームが誰も自分に気づかないことに激しい怒りを燃やしていた…!!!

「私の名前はビクトリーム。華麗なるビクトリーム様だ!!」いつの間にかそこにいて、しかもとんでもない怒りオーラを発しているその魔物にビビるガッシュたち。まだ皆の心の力は回復していない…!焦る清麿。その時、フォルゴレがその怒りを鎮めようと先程食べていたメロンの一切れを差し出した。そのあまりの美味しさに、歌って踊りだすビクトリーム。「キャッチ・マイ・ハート!ベリーメロン!」ガッシュとティオも一緒になって踊りだす。「おかわりだ!」のフィニッシュに思わず「やかましい!」と突っ込んでしまう清麿。そしてビクトリームに再び怒りが蘇る!!

激怒したビクトリームはガッシュたちめがけて「マグルガ」を放つ!!!その凄まじい破壊力は、壁に見事なVの字の穴を開けていた…!!!彼は清麿たちが先の戦いで心のエネルギーを消耗し、満足に戦えない状態にあることを知りながら襲ってきたのだ!にたりと笑うビクトリーム。とその時、またもやメロンでご機嫌をとるフォルゴレ。そしてビクトリームがまた踊りだした隙をついて縛りあげ、袋叩きにするガッシュ達。しかし、ビクトリームのマグル・ヨーヨーの術であえなく吹き飛ばされてしまった。

もはや本気になったビクトリーム。「分離せよ、我が美しき頭部よ!!」その言葉と共に、体から分離した頭部が空中で高速回転をはじめ、マグルガが全方向に向けて撃ち出される!!清麿たちはとっさにティオのセウシルで防御するが、降り注ぐ強力なマグルガに対し、薄いバリアであるセウシルでは長くはもたない。バリアにヒビが入り破られようとしたまさにその時!マグルガがビクトリームの本体を直撃する。吐血して地面に落下するビクトリームの頭部…。「こいつ…バカだが強い!!!」清麿たちが出せる術は後僅か。この状態で、果たしてビクトリームに勝てるのか…!!?