第 53 話 2004/04/18 ガッデーム!!怒りの水龍

脚本
大和屋暁
演出
上田芳裕
作画監督
信実節子
美術監督
渡辺佳人

パティの操る何叙{もの水の鞭・オルダ・アクロンが清麿達に迫る。清麿は貫通力のあるザケルガで突破しようとするが、何層もの水の壁に阻まれパティに傷一つ負わせる事が出来ない!そして電撃を帯びた水の鞭は再びガッシュ達に襲いかかる!!パティの高笑いと共に閃光に包まれるガッシュと清麿…!!「あの攻撃を食らったら終わりだ!」 清麿は巨大なラシルドを作りだし、自分達の姿を隠す事によってパティの術からかろうじて逃れたのだった。パティは自ら術を操っているので、見えない標的を正確に追う事が出来ないのだ。

直撃は免れたが確実にダメージを受けているガッシュ達。 そんな中、パティがガッシュを好きな事に気付いた清麿は謝らせようとガッシュを諭す。しかし一方的なパティの想いに応えられないガッシュは「やっぱり知らない人は好きでも何でもないのだ」と言ってパティの怒りを煽ってしまう。彼女の容赦ない猛攻に今度はラウザルクで応戦!接近戦になったところでザケルガを撃とうとするが、何も起こらない…。どうやらラウザルクを発動している最中に他の術は使えないようだ。そうしているうちに、パティ達の最強呪文・スオウ・ギアクルにより巨大な水龍が上空に出現する!!

全ての力を込めて清麿は叫ぶ!「第4の術、バオウザケルガ!!」その威力は水の龍を上回り、雷がとうとう水を打ち砕く!清麿は勝利を確信する。がその時、いきなりカエルのような魔物・ビョンコが乱入してくる!パティに向かい「助けてやるから仲間になるゲロ!」と言い自らの最強呪文でバオウ・ザケルガを破ろうとするが、本の持ち主の不在により術は出せず、そのまま押し潰されてしまう。結局、気絶した二人はウルルに担がれその場を脱出するのだった。残りの魔物を一掃する作戦に出る、その手伝いをするゲロ!というビョンコの言葉に、清麿は不吉な予感を覚えるのだった。

二日後、ビョンコに案内され南米のとある遺跡を訪れていたパティとウルル。洞窟の奥深く、巨大な扉の向こうにいたのはあの仮面の魔物ロード!そこにはたくさんの石版が集められており、彼によればこれらの石版は千年前に行なわれた魔界の王を決める闘いで、「石のゴーレン」という 魔物により石化の呪いを受けた魔物達だという。その呪いを解く光を作り出す事に成功したロードは、千年もの間ずっと閉じ込められていた魔物達をパティの目の前で復活させる。この魔物を使いガッシュに復讐をしようというロード。パティの口には、不敵な笑みが浮かんでいた…。