第 50 話 2004/03/28 発動!第六の術ラウザルク!!

脚本
まさきひろ
演出
今沢哲男
作画監督
八島善孝
美術監督
清水哲弘

ナゾナゾ博士たちとの戦いの中で、新たな術・ラウザルクが発動した!!ガッシュの体は光に包まれ、術を発動していても意識を失っていない。しかし肝心の術の効果がわからない…ガッシュに聞いても特に変わったことは無いという。ならば実戦で試すのみ!と清麿はあれこれ指示して試してみるが、結局何も出来ぬままガッシュを包んでいた光は消えてしまう。そんな清麿たちを嘲笑うかのようにナゾナゾ博士は攻撃を再開する。「コブルク!」博士が呪文を唱えるとキッドの口から無数のチビロボット・子キッドが出動し、ガッシュ達に襲いかかる!!

小さいくせにとんでもないバカ力を持っている子キッドに悪戦苦闘する清麿とガッシュ。翻弄されながらも、清麿はもう一度ラウザルクを使う決意をする。今までの術と違い、ラウザルクはガッシュが何かを“想って”現れたのだ。その時の“想い”こそがラウザルクの正体!!再びラウザルクを発動したガッシュは、自分が願った事を思い出す…!!そしてすさまじいスピードで清麿に張り付いた子 キッドたちを蹴散らかしたかと思うと、今度はキッドが放ったエネルギー砲・ゼガルガさえも弾き返してしまう!

清麿は戦いの度ボロボロになる…これまでずっと自分の無力を思い知ってきた。ガッシュが望んだその力とは清麿を守り、戦いに勝てる強い力・強い体!ラウザルクの正体はガッシュの力・速さ・防御力、全ての強さを一時的にパワ ーアップさせるものだったのだ!!しかし、術の持続時間は長くない。それまでに勝負を決するべく、清麿たちは最後の反撃に出る!!キッドの巨大ロケットパンチ、ラージア・ゼルセンを見事受け止め、投げ返す!その腕の影に隠れ一気にナゾナゾ博士たちに接近し、キッドを捕まえる。 ならばと最強呪文で迎え撃とうとしたがガッシュはそのままキッドを空の彼方へ投げ飛ばした!!

キッドを失ったナゾナゾ博士は敗北を認め、約束通り魔本について語り始めた。魔物の中に眠る力が目覚めるたび、 それは呪文となって本に現れる。魔物が心の成長を果たした時、何か大切なものに気付いた時…。しかしその大元である魔物や魔本については解明できない事がまだまだあるのだという。清麿は思う、今日の戦いはまるで自分たちを成長させてくれようとしている様だったと。いつか「悪しき者」と戦うことになった時、心強い仲間がほしかったからかも知れぬ…そう言い残し、ナゾナゾ博士は去っていくのだった。