第 49 話 2004/03/21 ナゾナゾ博士と12人の刺客

脚本
まさきひろ
演出
貝澤幸男
作画監督
出口としお
美術監督
渡辺佳人

「もっと強くなるためにはどうすればよいかのう?」石版の消えた部屋でガッシュと清麿は真剣に悩んでいた。ガッシュがどんなに体を鍛えても、清麿がいくら戦術や武術を身に付けたとしても、最終的にはガッシュ自身の能力を高めなければこれからの戦いは勝ち抜いていけない。そのためにはこの赤い魔本の謎を解明しなければ。清麿は何かを掴みかけているのだ。あと一歩でわかることがある…!その時インターホンが鳴り、窓に突然小さな人形のような魔物・キッドが現れた。外で博士が待っているよ!というキ ッドの言葉に従い、慌てて外に出て行く清麿達。

何でも知っている不思議な博士、と自ら名乗るキッドの本の持ち主・ナゾナゾ博士。しかもアメリカから連れて来たという不思議な集団・マジョスティック12と戦えという。みな恐るべき特殊迫ヘを持っており、驚愕する清麿。 力不足を痛感しているこんな時に…!!と思ったら仲間外れはだーれだ、とナゾナゾのネタにされただけで、清麿があっさり正解するとさっさと撤収してしまった。呆然と彼らを見送る清麿とガッシュ…。そして次の日、改めて勝負 を挑んでくるナゾナゾ博士。自分を倒せたら魔本について教えてやると清麿にいう。

河原で激突する二つの光。術を使っても輝きがいっこうに衰える気配のない博士の魔本。キッドが繰り出す強力な術の前になす術もないガッシュ達。それでも「魔本の秘密」 を知るために必死の反撃を試みる清麿。そんな彼らをあし らいながら、博士はナゾナゾと称したヒントを与えてくる。それに答えるうち、清麿は悟るのだった。ガッシュの力は本から生まれるのではなく、魔物の子の中に本来眠っているものなのだということを!!

ガッシュはまだ無限の可能性を秘めているのだ。強さはお前の中にある!強くなりたかったら自分を信じろ!!そう ガッシュに説く清麿。私はもっと強くなれる・・・!!ガッシュがそう思った瞬間、魔本に新たな文字が浮かび上が る!!!燃え上がるように赤く輝く彼らの成長の光。「第六の術、ラウザルク!!!」それによって生まれた雷雲からガッシュに向かって稲妻が落ち、ガッシュの体が光を帯びる。しかも術を発動しているのに気を失っていない。自信に満ちたガッシュと驚きと戸惑いを隠し切れない清麿。 ラウザルクとは一体どんな術なのだろうか…!?