第 48 話 2004/03/14 忍びよる邪悪!石版の謎

脚本
大和屋暁
演出
吉沢孝男
作画監督
竹田欣弘
美術監督
清水哲弘

とある日の高嶺家。清麿の部屋で楽しく(?)遊んでいるガッシュとティオ。ふと、ティオがガッシュに今までどんな 魔物と戦って来たのかと聞く。ガッシュが今までに戦ってきた手強い敵の数々、そして友達になった心優しい魔物達を思い出していると、清麿が不気味な石版を抱え帰って来 た。魔物の姿が彫ってあると思わしきこの石版は、かつてイギリスで清麿の父・清太郎に見せられた物とよく似ていた。魔本と同じ様な文字も彫ってあり、ガッシュは見たことがある気がするという。一体、この石版にはどんな秘密が隠されているというのか?

俺達は自由な発想でこいつを調べるんだ!!石版の謎を解明するため、清麿達は独自の発想をもって早速調べてみることにした。呪文を唱えてみたり、熱湯をかけてみたり崇めてみたり。しかし反応はない。こうなったら徹底的に調べてやる!としまいにはブリでビンタをしてみたりするがそれでも全く駄目だった。ついにぶち切れたティオが石版を壊そうとしたため、ガッシュ共々清麿に追い出されてしま う。やる事のなくなった二人はしばらく考え込み、ティオは更なる強敵に向けて特訓しようと提案する。こうしてガッシュとティオ、そしてウマゴンの特訓が始まるのだっ た。

もう二度と、負ける訳には行かないのだ…!!かつて戦って敗れた魔物のことを思い出すと、ガッシュの修行ぶりには自ずと気合が入ってくる。ティオ相手にも全く引けを取ら ない。日が傾くまで特訓に励み、疲れきった二人と一匹。 ティオはガッシュが優しい王様を目指す理由を聞いてみる。ガッシュは答える、それはコルルとの約束を果たすため・・・戦いたくもないのに本の力で無理矢理戦わされていた心の優しい魔物・コルル。もう二度とあんな悲しい戦いを繰り返さないためにも、ガッシュは改めて優しい王様への決意を確かめるのだった。

一方その頃、結局清麿は何も分らずじまいの完全なお手上げ状態で、とりあえずイギリスの父に報告と確認の電話をしていた。しかしイギリスの方の石版も調査は進めているが詳しい事は何一つ分っていないのだという。その電話の最中、イギリスの大学、そして清麿の部屋にある石版の両方が何者かによって盗み出されてしまった!石版を集める、謎の集団の正体は?そして清麿達に迫る謎の紳士とそのしもべたちの目的は!?一体何が起ころうとしているのか。清麿たちを巻き込もうとする運命の歯車が今、大きく動く出そうとしていた・・・!!