第 45 話 2004/02/22 果てなき死闘ガッシュVSバリー

脚本
まさきひろ
演出
細田雅弘
作画監督
大塚 健
美術監督
清水哲弘

廃工場を舞台にガッシュとバリーの闘いは続く。全力で放ったザケルガも、いとも簡単に弾かれてしまう。畳み掛けるようなバリーの猛攻をなんとか受け止め、相手の懐に飛び込み電撃を浴びせようとするガッシュだったが至近距離にもかかわらず避けられてしまう。清麿が体勢を立て直しもう一度攻撃に出ようとしたその時、足場が崩れ落ちる。 狙い通り、とバリーはすかさず術を放つ!「ギガノ・ゾニス!!」どうにか突破口を開こうと清麿はザケルガで応じるが、バリーの凄まじい攻撃力はガッシュ達を工場ごと吹き飛ばす!!

半壊した工場の瓦礫の中、バリーのイライラはまだ消えない。ガッシュを倒せばこのイライラは消えるかとも思ったが、どうやら思い過ごしだったようだとバリーがそう諦めようとした。その時!土煙の向こうに現れる二つの影。負けるわけにはいかないのだ!優しい王様になるために、ガッシュと清麿は何度でも立ち上がる!!「バオウ・ザケル ガ!!!」勝利へ向けた最強の呪文を放ち、最後の力を出 し切った清麿はその場に崩れ落ちた。勝った・・・しかし、清麿たちが勝利を確信したそのとき、土煙の中にたたずむバ リーの姿が浮かび上がった…。

バオウ・ザケルガはガッシュ達にとって最大の攻撃呪文。 それを受けてもまだ立ち上がるバリーに、二人は彼の強さを思い知る。そして心身ともに疲れ果て、もはや指一本動かすことの出来ない清麿。もう奴らに用はない。とどめを刺さんと術を繰り出すバリーだったがそんな清麿をかばってガッシュは一人、バリーに立ち向かう!返り討ちにしようとするバリーだったが、ガッシュの気迫に満ちた目を前に拳が止まる。何故殴れない、何故怯えている・・・!? そんなバリーを見、グスタフはガッシュに問う。どんな王を目指しているのかと。

「優しい王様だ。」それがガッシュとバリーの決定的な違い。ただ倒すだけではいつまで経っても「優しい王様」を目指すという確固たる信念を持ったガッシュには敵わない。グスタフに指摘され逆に激怒したバリーは、ならば自分はどんな力にも屈しない「最強の王」になると宣言す る。イライラは消え、そしてこの勝負は一旦あずけておくと言い出す。それに満足したグスタフは清麿たちに礼を言 いその場を去った。しかし・・・バリーの圧倒的強さの前に、ガッシュ達はなす術が無かった。オレたちは負けたんだ・・・!!二人の頬に伝う涙は、悔しさで溢れてれいた・・・。