第 44 話 2004/02/15 バリーからの挑戦状

脚本
まさきひろ
演出
今沢哲男 
作画監督
八島善孝
美術監督
清水哲弘

その圧倒的強さで向かって来る者を次々となぎ倒してきた 魔物・バリー。しかし、いくら戦いに勝利してもどこか不 満で満たされず、イライラは募るばかりだった。そんなバ リーを見、パートナーであるグスタフはある奄福ノ する。日本に強い魔物がいるらしい・・・と。その魔物の名は ガッシュ。ガッシュに戦いを挑むため、バリーは遠く、日 本へと向かう!ガッシュの存在を感じ取りやって来たバリ ーだったが、どうやらガッシュは彼の想像とかけ離れてい たらしく、それはナオミちゃんと間違える程。とにもかく にも、バリーはガッシュに勝負を垂オ込む。

ガッシュはバリーの挑戦を受けるべく、清麿を呼びに学校 へ。バリーからは何かただならぬ強さを感じたと言う弱気 なガッシュに、清麿はだったら逃げるのかと問う。それに 対し、ガッシュの答えは決まっていた。周りの人々を巻き 添えにするというバリーを放っておくわけにはいかぬ!そ れを聞いた清麿は、その心さえ失わなければ後は俺が何と かしてやる。そう言ってガッシュを勇気づけるのだった。 バリーを倒し、その先の優しい王様を目指す。決意を再度 確認した二人は、敵の待つ決戦の地へと向かうのだった。

戦いの舞台として選ばれたのは山の麓の廃工場。居合わせ た人に戦いの邪魔だと何の躊躇もなく攻撃を放つバリーに 対して、ガッシュはラシルドでそれを受け止める!二階に まだ女の子が二人取り残されているにも関わらず戦いは始 まってしまう。それに気付いたガッシュと清麿は苦戦を強 いられながらも、何とか助けようと試みる。そんな清麿た ちを馬鹿な奴らだと鼻で笑うバリーだったが、グスタフは それこそが彼らの「強さ」かもしれないと悟り始めてい た。

女の子達を抱え、二階から飛び降りようとするガッシュに 襲いかかるバリー。しかし、凄まじい気迫に満ちた清麿が 行く手に立ちふさがる!女の子達は無事逃がす事が出来た が、清麿はバリーによって殴り倒されてしまう。傷ついた 清麿を心配するガッシュだったが、清麿はガッシュが女の 子達を逃がした事を誉めてやる。俺たちの戦いで関係の無 い人は傷つけてはいけない。それは、優しい王様になるた めの譲る事の出来ない信念なのだ。ガッシュとバリー、対 極の考えを持つ魔物達の王をめぐる戦いが今まさに始まろ うとしていた。