第 33 話 2003/11/23 魔鏡編 三つのかけらがそろう時

脚本
大和屋暁
演出
西沢信孝
作画監督
出口としお
美術監督
渡辺佳人

ガッシュが拾ったかけらと詞音の探し出したかけら。そして残る一つのかけらを持っているというグリサのもとにそれを持っていくという詞音。これで三つ全てがそろったこ とになる。本当に詞音の願いがかなうのか?グリサから魔鏡や魔界についてのことを色々と聞きだそうと清麿とガッシュも一緒に着いて行くことにする。着いた先は木造・六 畳一間のボロアパート。そこにはエプロン姿でやたらと腰 の低い魔物・グリサが出迎えた。ガッシュとニャルラトは勝手に上がりこみ、いろいろといじっては物を破壊していった。

グリサの話によると、魔鏡の力があれば魔界の王を決める戦いという呪われた運命から逃れられることが出来るのだという。が、その魔鏡は何者かの手によって三つに割られ、捨てられてしまったらしい。グリサの本の持ち主・ハカセが発見したこの近くにある遺跡で磁力を利用してかけらを一つにすると言うが・・・。グリサのことをいまいち信用できない清麿は、ガッシュや詞音と共にグリサについて遺跡までいくことに。しかし清麿の心配もよそにこれでニャルラトとずっと一緒に居られるようになる、と詞音は嬉しさに胸が躍っていた。

そんな一行を離れた場所から密かにモニターするハカセの姿があった。実はこの男、かつて自分を追放した学会に復讐すべく魔鏡の力を手に入れようとしていたのだ。そんな陰謀もつゆ知らず、清麿たちは深い森の中へと足を踏み入れてゆく。無線によるハカセの指示に従い、清麿たちを遺跡の中へと導くグリサ。奥にある祭壇で、三つのかけらを一つの鏡にする儀式を執り行うと言う。儀式とは「祈りを 込めて踊る」こと。グリサが取り出したラジカセから流れ出したのは「チチをもげ」!フォルゴレの歌で踊るなん 嫌だと拒否する清麿だったが詞音の頼みでやむなく恥を捨てて踊りだす。

清麿たちが踊っている間にグリサに促された詞音とガッシ ュは壁のくぼみにかけらをはめ込んでいった。そしてまばゆい光とともに、ついに魔鏡は本来の姿を取り戻す!!その時、すかさずグリサが復活した魔鏡を奪い取った。踊りの儀式は清麿たちを魔鏡から遠ざけるための嘘だったのだ。遺跡も実はただのハリボテだった。隠し扉で脱兎のごとく逃げるグリサ。すかさず後を追う清麿たち。一度は追いつくが、ハカセのハイテク技術により煙幕をはり、グリサは再び逃げ出すことに成功する。一体、魔鏡の真の力とはどんなものなのか・・・!?