第 150 話 2006/03/26 決戦!ファウード 金色の輝き やさしい王様

脚本
大和屋暁
演出
角銅博之
作画監督
清山滋崇
美術監督
徳重賢

これが最後の戦い…因縁を断つための決戦が、ついに始まった!! 相手はゼオンとデュフォー。巨大な魔物「ファウード」を使い、この世界を破滅させようとする相手だ!! しかもゼオンは、実の兄弟であるガッシュを恨み、魔界での記憶を消した張本人。ガッシュが最大魔法「バオウ」を習得したことで嫉妬し、徹底的に叩き潰そうとする、最大にして最強の相手だ!! ぶつかるパワーとパワー。ガッシュの新たに得た金色に輝く術と、ゼオンの最大級の術。そしてガッシはついに…ゼオンを打ち破る!!

ゼオンの魔本に火がついた事で、彼は魔界に戻される事になった。…戦いは終わった。晴れやかな表情で、和解を求めるガッシュ。だが恨みに汚れたゼオンは、「ただでは済まさない…」と、ファウードのコントロール装置を握り潰してしまう。これでファウードはコントロール不能になり、世界を救う最後の希望が断たれてしまった…。ファウード日本上陸まであと15分。一度は歓喜に沸いた恵やティオたちも、その事実を突きつけられて表情が曇ってしまう。それでも清麿とガッシュは、「最後まで諦めるな!!」と粘りを見せようとしていた。

清麿に励まされ、最後のふんばりを誓う仲間たち。「絶対に誰も死なせない」…その最初にかかげた決意を貫くためにも一致団結した一同は、ファウードの体内にいる敵たちを集結させることにした。そして、まずはその敵たちをファウードの外へと転送。続いて、これまで共に戦って来た仲間たちを転送で避難させようとする。これで全員、ファウードから退避することになった。ただ二人、清麿とガッシュを除いて…。彼らは、自分たちだけでファウードを止めるつもりなのだ。今しがた手に入れたばかりの、黄金のバオウの力で…。そして仲間たちに宣言する。「ガッシュとオレとでファウードを止める!!」

仲間たちを見送った清麿とガッシュは、転送装置でファウードの正面に回り込もうとしていた。ファウードの進路は、まっすぐ彼らの町へと向かっている。早くしなければ…!! 間一髪、ブラゴとシェリーのサポートを受けてファウードの前に立ちふさがった清麿たちは、命懸けの一撃を繰り出す!! 「バオウ・ザケルガ!!」…そして複数の黄金竜を取り込んで巨大化した超・黄金竜がファウードに襲い掛かり、ついに土に還すことに成功したのだった!! こうして長く苦しい戦いがまたひとつ終わり、彼らの新たな戦いが始まることになる…。【Fin】