第 146 話 2006/02/26 ファウードの守護者 アースからガッシュへ 託される未来

脚本
千葉克彦
演出
深澤敏則
作画監督
上野ケン
美術監督
清水哲弘

日本を攻撃しようと、大海を泳いで渡る巨大な魔物ファウード。タイムリミットは、あと2時間30分…。日本上陸を阻止するには、ファウードの脳にあるコントロールルームにたどり着き、備え付けられた端末を操作して、ファウードを魔界に還すための装置を起動させなければならない。端末が操作できるのは清麿と魔物のアースだけ…。清麿率いるチームには、アリシア&リーヤ、恵&ティオ、テッド&ジード、リィエンが…。アース&エリー率いるチームには、フォルゴレ&キャンチョメ、サンビーム&ウマゴン、サウザー&カルディオ、エル&モモンが、それぞれ別れて激戦を展開していた!!

清麿たちのチームでは、今まさにテッドが全力を出して戦いを終えたばかり。そこで、眠ってしまったテッドをその場に残し、清麿&ガッシュ、アリシエ&リーヤが先を急ぐことにする。残ったメンバーは、テッド&ジードを守るため、一時その場にとどまるのだ。その頃サンビームたちは、一歩先を行くアース&エリーを追いかけていた。すでにアース&エリーは、脳のひとつ手前の部屋に到着。そこで今回の首謀者であるリオウと対峙していたからだ。だがそれは、すべてリオウの思惑通りのこと…。リオウはアースとの一騎討ちを望んでいたのである!!

リオウとアースの間の因縁…それは、両者がファウードに関係する一族であるということ…。かつてアースの一族はファウードを封印した。一方リオウの一族は、そのファウードをずっと監視し続けて来た…。そしてファウードが人間界に出現すると判明した時、リオウは真っ先にアースに声をかけ、仲間に引き入れようとしたのである。だがファウードの恐ろしさを知っていたアースはそれを拒否。パートナーのエリーに呪いをかけられても尚、エリーの意思に従って抵抗を続けていたのだった。その想いはただひとつ。ファウードの強大なパワーを絶対に悪用させない!!

清麿たちを消耗させた上、アース&エリーを仲間たちから引き離して一騎討ちに持ち込む…そのリオウの作戦は見事に成功していた。どんなに攻撃してもリオウはファウードの力で回復してしまうし、清麿たちは一本道で退路を断たれ、今まさにファウードの魔物たちによって全滅させられようとしている…。もはやリオウの一人勝ちか…!? だがその危機を、アースが救ってくれた!! 彼は最後の力を振り絞り、清麿たちを閉じ込めていた扉を解除してくれたのである。リオウに魔本を燃やされ、魔界に戻されようとしながら…。