第 144 話 2006/02/12 ぼくらは王様 キャンチョメとモモン 倒せキース!

脚本
千葉克彦
演出
土田豊
作画監督
八島善孝
美術監督
徳重賢

日本に接近しつつあるファウードを止めるため、その体内に侵入し、2手に分かれて脳のコントロールルームに向かう、清麿のチームとアースのチーム。その行く手を、リオウの刺客たちが阻もうとしていた。ファウードの日本到達まで、あと3時間30分…。ウォンレイという貴重な戦力を失いつつ、テッド&ジードという新たな仲間を加えた清麿たちは、尚も脳へと向かって突き進んでいく…!! そんな中、アースのチームには、再びあの『魔物』…キースが立ちはだかっていた!!

キースとは、ファウード上陸直後に清麿たちが手こずった強敵である。あの時はキャンチョメの分身の術でどうにか撃退したものの、その強さはキャンチョメ&フォルゴレがよく知っていた。そこでキャンチョメ&フォルゴレは、キースをうまくおだて上げ、彼の過去を聞くことで、戦闘せずに時間稼ぎしようとする。キースの日本時代の、板前修業の話…。イモの天ぷらについてのこだわり…。その隙に、「ファウードのコントロールシステムを動かせられる、アース&エリーのコンビだけは…」と、彼らだけ先に進ませようとした。

キース自慢のベートーベン独唱にツッコミを入れたばかりに、怒りを買ってしまったフォルゴレたち。頼りのウマゴン&サンビーム、カルディオ&サウザーは、戦いが済んだばかりでまだ心の力が回復しておらず、キャンチョメのコンビと、モモン&エルのコンビが受けて立つことになった。そこでモモンが告白する。今まで自分は、ずっと戦いから逃げてきた…でもガッシュと出逢うことで変わることができた。誰かのために戦うことができる事を知った…と。弱い自分だけど、王になる夢は捨てられない…。共感しあったキャンチョメとモモンは、今こそ友情の力で立ち上がる!!

「2人で生き残ろう!!」…絶対に諦めない心を胸に、キースに立ち向かったキャンチョメ&モモン!! しかしそこへ、ガッシュを探す魔物が乱入した。バリーとグスタフのコンビだ!! バリーは圧倒的なパワーで、あっさりとキースを撃破。その間にフォルゴレたちは、コッソリと先を急ぐことにする…。その頃、清麿たちの前にも、新たな刺客が現れていた。その『香り』に敏感に反応するテッド。この、どこからともなく漂ってくる香り…あれは、ずっと探していた『アイツ』…!! 少女の魔物『チェリッシュ』だ!!