第 118 話 2005/08/07 連れ去られたガッシュ! 海の上の罠 ダルタニアン撃沈

脚本
隅沢克之
演出
西沢信孝
作画監督
上野ケン
美術監督
徳重賢

レインを仲間に引き入れようと画策したロデュウと、ガッシュたちの前に再びその姿を現したパピプリオ、そして謎の魔物「リオウ」は、今まさに陰謀を巡らせていた。彼らの目的は、どうやら清麿たちが興味を持った魔界の建造物「ファウード」にあり、堅く閉ざされたその門をこじ開けるべく、強力な術を持つ魔物たちを集めているらしい。レインは、そんなヤツらに目をつけられたようなのだ。そして門の鍵が破壊できるだけの魔物を更に確保しようと、リオウたちは世界各地にその魔手を伸ばそうとする…。

その頃、日本でもガッシュ・ティオ・ウマゴンに怪人物が接触しようとしていた。その人物の名は「プロフェッサー・ダルタニアン」。清麿の父と同じ大学で研究に没頭する科学者だ。しかも、無類のコスプレマニアらしい…。様々な着ぐるみに着替えては、そのキャラクターになりきるという変わった個性の持ち主である。その彼が、清麿を訪ねて日本にやって来た。どうやら千年前の魔物との戦いで重要なキーアイテムとなった石版が盗まれたことで、今更ながらに謝りに来たらしい…。

そのダルタアンが、突然驚くべき行動に出た。突然、清麿・恵・サンビームに、ガッシュ・ティオ・ウマゴンを連れ去ったことを告げ、「彼らを返して欲しくば、埠頭に係留されているキングダルタニアン号まで来たまえ」と宣言したのだ!! どうやらガッシュとウマゴンは、清麿がファウードの事を調べている隙に、ティオは恵がアイドルの仕事をしている時に連れ去られたらしいが…。いずれも、パートナーが目を離している隙の出来事だった。

キングダルタニアン号に急いだ清麿たちは、そこで彼が何も企んでいないことを明かされた。それは事実であり、ガッシュたちは一緒に遊んでいただけだと釈明する。実はガッシュたちは、最近清麿たちパートナーが自分に構ってくれないことを寂しく感じており、それを察したダルタニアンが一計を案じてくれたのだ。ダルタニアンは言う「 もし本当の友だと思っているならば、決して手を放してはならん。いなくなってからでは、もう遅いのだ」…と。その言葉を肝に銘じた清麿たちは、ダルタニアンを信用してファウードの研究を託すことに決めた。