第 109 話 2005/05/29 北国の決闘 宿命のライバル ウマゴン氷結!!

脚本
千葉克彦
演出
角銅博之
作画監督
清山滋崇
美術監督
清水哲弘

千年前の魔物との戦い以来、自分たちは怠けすぎた…。そう考えたサンビームは、戦力アップのためにウマゴンとのコンビネーション作戦を色々と考え始めた。何しろ、現在残っている魔物は、例外なく強敵ばかり。実力がなければ負けることは必至だったからである。しかしその矢先に、サンビームに北海道への出張話が持ち上がってしまった。仕事とあればウマゴンを連れて行くこともできず、サンビームはやむを得ずウマゴンを清麿たちに預けることにする…。

「そんなについて行きたいなら、ウマゴンも北海道に行くのだ」…空港で涙ながらにサンビームを見送ったウマゴンに、ガッシュがそう言い放った。その無責任なひとことで旅客機に飛び乗ったウマゴン。しかしそれは沖縄直行便で、彼は壮大なるアドベンチャーに放り出されることになってしまう…。そして一週間後、無事に研修を終了したサンビームは「東京で待っているウマゴンに…」と、おいしい干草をお土産にしようと考えていた。そしてやって来た牧場で、ウマゴンと思わぬ再会を果たす!!

ウマゴンによると、沖縄からのアドベンチャーは言葉にし尽くせない程の困難の連続だったらしい。トラックの屋根を乗り継ぎ、客船の縁にしがみついて、荒野をひたすら歩き…。何にせよ、無事に再会できたことを喜び、共に観光を楽しむことにするサンビームとウマゴン。そんな中、2人は住民のおばさんから今年の雪がまだ残っているとの話を聞いて興味を持った。そこでサンビームたちは、早速教えてもらった谷へと移動。雪だるまを作って思い切り楽しむが、谷には怪しい影が2人を監視していて…。

サンビームとウマゴンの動向を探っていたのは、魔物の「カルディオ」とそのパートナーの少年「サウザー」だった!! 彼らはウマゴンにガッシュたちの匂いを嗅ぎ取り、「仲間とつるまなきゃ戦うことも出来ないのか」とマヌケ呼ばわりする。自分たちと同様の肉体強化の術を使うカルディオたちに、サンビームとの息の合ったコンビネーションで挑もうとするウマゴン。一時はにわか仕込みの「作戦A・B・C」でいつもの調子を崩してしまったものの、無敵のコンビネーションは相手を圧倒した。しかしカルディオたちは、猛烈な冷気で更なる反撃に出て…!?