Yes!プリキュア5

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各話あらすじ

第 10 話 『腹ペコナッツを救え!』 2007/04/08
脚本:村山功  演出:志水淳児  作画:河野宏之  美術:須和田真 

ナッツが倒れた!? 学校帰りにナッツハウスを訪れたのぞみたちに、突然衝撃が走った!! だがそれは病気や何かではなく、ただの空腹…。しかも2日間なにも食べていなかったらしいのだ。ココがシュークリームを食べさせようとした事もあったようだが、誰かに借りを作るのがイヤなナッツは頑固にそれを断っていたのである。とりあえず、こまちが皆と一緒に食べようと思って持って来たマメ大福を一心不乱に腹に詰め込むナッツ。でもどうしてこんな事に…。考えた一同は突然気がつく。 「もしかして、このお店には…ひとりもお客が来たことないんだ!!」

「何でお客が来ないんだろう?」…商品のアクセサリーには自信がある。放っておいてもお客が来るレベルだ。でも、やっぱり大事なのは宣伝する事!! そこで一同は、クチコミとマスコミを使って一大宣伝作戦を決行!! さっそく学園でやってみた。しかし、くちベタなこまちやかれんではうまく伝えられないし、マスコミを使おうにも、新聞部の美香は「サンクルミエール通信は中立なジャーナリズムです!! 事件・社会問題、そういうのを扱うの!! 宣伝なんて絶対にだめ!!」と聞いてくれない。さっそく壁にぶちあたった一同は…!?

落ち込んでいた一同を元気付けたのは、こまちの励ましだった。自分の家の老舗和菓子屋も、実は祖父の時代にお客離れの危機に直面していた。当時は老舗という看板に甘え、いい商品には自然とお客が集まると考えていてそうなってしまったのである…。大切なのは、自信のある商品を自信があるとお客に伝える事。かつて祖父は、そう反省してチラシを近所に配ったという。だから今こそ、それに習ってチラシを配布したらいい…と、のぞみたちを元気づけるこまち。この励ましに救われた一同は、さっそく手製のチラシ作りを開始した。

力を合わせて紙面を描き上げ、やっとの思いで完成させた一枚。それを元にピンキーがコピーしたチラシの束を抱えたのぞみたちは、さっそく夕方の街にくり出して配り始めた。途中、ガマオとコワイナーに襲撃されるアクシデントはあったものの、結果は思わぬ結末で大成功。何と、以前からナッツを追いかけていた美香が、彼が店主だと知った途端「ナゾの超イケメン、正体分かる!! その名もナッツ様!!」と記事にしてくれたのである!! これでナッツハウスの存在を知った女子生徒が大挙して押し寄せ、彼の店はようやく軌道に乗るのだった。

(C)ABC・東映アニメーション
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