ハミィから奪ったフェアリートーンをすべてマイナーランドに持っていってしまったセイレーン。メフィストはセイレーンに不幸のメロディを歌わせることで、人々をしばらく不幸にすることができる、と満足そう。一方、セイレーンを信じる、というハミィの気持ちを応援するアフロディテ。響と奏はこんなことになったのに、まだセイレーンを信じるというハミィとそれを応援するアフロディテの気持ちがわからない。しかし、アフロディテは、ハミィがあきらめずに信じ続ければ、セイレーンの心はきっと元に戻るはず、と言うのだった。

時計塔の前に準備される不気味なステージ。そこはセイレーンが不幸のメロディを歌う舞台だった。その頃、ハミィはセイレーンと一緒に歌った森でセイレーンに気持ちが届くようにと歌をうたっていた。そしてまたセイレーンもマイナーランドで発声練習をしていた。セイレーンのそばでフェアリートーンがハミィの気持ちを伝えるが、ハミィなんて大嫌いだと言うセイレーン。いよいよセイレーンが不幸のメロディを歌う舞台が時計塔の前に整う。なんとかやめさせようとプリキュアに変身しようとする響と奏。しかしメフィストは捕らえたハミィを時計塔に縛りつけ、ハミィがどうなってもいいのかと脅すのだった。

捕らえられたハミィの姿を見ても、心の迷いなどないと言うセイレーン。そんなセイレーンに、なにがあってもハミィとセイレーンは友達だと叫ぶハミィが必死に歌い始める。歌声にハミィと仲の良かったころを思い出し、不幸のメロディを歌うことができなくなるセイレーン。するとメフィストはハミィに不幸のメロディを歌わせようと悪のノイズを聞かせ始める。それを見て思わず伝説の楽譜の音符をあたりに散らすセイレーン。すると、メフィストは音符がたくさん張り付いた時計塔をネガトーンにしてしまう。悲しむ人々を前に響と奏がプリキュアに変身！

時計塔ネガトーンに向かって必死で戦うメロディとリズム。その間にメフィストは再びハミィに悪のノイズを聞かせ始める。トリオザマイナーに捕らえられそうになるハミィの姿を見たセイレーンがやめて！と叫んだその瞬間、セイレーンが青い衣装をまとった姿へと変身！ ハミィを助け出すも、姿が変わったことに戸惑うセイレーンは慌ててその場から離れる。そんなセイレーンに、プリキュアの心である正義の心がセイレーンに芽生えたと言うキュアミューズ。しかし自分に何が起こったのかよくわからないセイレーンは、メロディとリズムが正義の心でネガトーンを倒す姿を見ると、その場から逃げるように消え去るのだった。