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第 9 話 『 朗読会を邪魔しちゃダメ! 』 2006/04/02
脚本 成田良美  演出 岡佳広    作画 川村敏江    美術 行信三 
クラス委員の宮迫学は、引っ込み思案で消極的な男の子。あいさつする声も小さく、クラスからツッコミを入れられる程である。それに対し、もう一人のクラス委員である安藤加代は、責任感が強く、クラスを引っ張るタイプ。しかもクラス委員という仕事に自信を失っている彼に、どうにか頑張ってもらいたいと思う、気配りのできる女の子だった。そんな彼女を図書館で見かけた咲と舞は、彼女の本当の素晴らしさを目の当たりにする。友也という小さな男の子に絵本を読み聞かせていたのだ。だが友也は、父親の転勤で引越しをしなければならず、読み聞かせができるのが明日で最後だという…。
「友也くんに、何かをしてあげたい」…加代の言葉を聞き、咲と舞は彼女を手伝うことにした。そして出てきたアイデアは、何と人形劇…。しかも台本は、加代と友也の事を描いた実話だ!! これは、絶対に成功させなきゃ!! しかし問題は、放課後まで時間がないこと…。そこで咲は、宮迫を助っ人として引きずりこむ事を思いつく。もともと宮迫は困っている人を放っておけないタイプ。丁寧に教えることができる、まさに助っ人としても、そして何よりクラス委員でもピッタリの人。あとは自信を持ってくれれば…。
「パンダとネコ」…それがオリジナル人形劇のタイトルだった。準備は完了。あとは遅れて来るはずの咲と舞が到着すれば、いつでも始められる。だが、咲と舞はなかなか図書館に現われない。実は二人は、やって来る途中でモエルンバとウザイナーに襲撃され、戦っている真っ最中だったのだ!! 子供たちはもう待っていられない様子…。「二人いればできるよ」…始めようとする加代だが、宮迫は咲と舞を待とうと言う。「きっと失敗するから」…自信なさ気な宮迫に対し、加代は懸命に励した。「失敗くらいいいじゃん。やる前から決め付けていたら、できるものもできないよ!!」
加代も最初はクラス委員という仕事に対し、自信を持てずにいた。でもそれを変えてくれたのが友也だった。あの子に絵本の読み聞かせをしたから、自信を持つことができた…。そんな話を聞かされていた宮迫は、彼女の励ましを受け、ようやく紙人形を手にする。そして失敗を恐れず、思い切ってセリフを喋り始めた。そんな彼の努力もあり、人形劇は大成功!! 加代と友也は、離れても友達である事を約束しあう。そして戦いを終えて到着した咲と舞は、咲の家のパン屋「パンパカパン」特製のパンをプレゼントしたのだった。