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第 43 話 『 夢じゃない! みんなのいる一日 』 2006/12/10
脚本 清水東  演出 大塚健、大塚隆史    作画 東美帆    美術 行信三 
絆の力のおかげで、満と薫がようやく咲や舞の元に戻ってきた!! これで、今まで彼女たちとの記憶を消されていたクラスメイトやみのりも、満たちのことを思い出し、何もかもが元のままとなる。そんな中で始まったのは、怒涛の期末テスト・ラッシュだった!! 「そう言えば、満と薫は、ずっと授業を受けていなかったよね…」。気付いた咲と舞は、テストの範囲を確認しつつ、まるで自分の事のように満たちを心配。「やっぱり、徹底的にやろ!! 今日、ウチに来ない!?」…と、勉強会を提案するのだった。
「勉強なんて教えてくれなくても、一度教科書を読めば、全部頭に入るのに」…そもそも、満と薫にとって期末テストなど意味のないこと。だが、相変わらず自分たちの事を心配してくれる咲と舞の姿には、何故か心地よさを感じていた。それを感じるからこそ、帰ってきた事を改めて実感する。だが、嬉しいはずの彼女たちには、なぜか曇った表情しか見られない。何故、何故…。それでも複雑な気持ちを咲たちに打ち明けることなく、彼女の家を訪れた満と薫は、不安な顔を一切見せずに勉強会を終えた。
夕日に照らされた帰り道、満と薫は不思議な幸福感に包まれていた。「今日は楽しかった…。一緒にいると、凄く気持ちが安らぐの。どうしてだろ…」「…わからない。でも、私もだよ…」。他愛のない会話。だが、清々しい表情の裏側には、相変わらず、あの寂しげな雰囲気が垣間見える。そんな中、満がふと呟いた。「ねえ薫、ずっとこのままでいられたら、いいのにね…」。果たして、この言葉が意味するものとは…? だがその意味を考える間もなく、二人の前にモエルンバとキントレスキーが現れた!! 抹殺するつもりなのか…。咲の家で危機を感じたコロネも、思わず二本足で駆けつける!!
モエルンバとキントレスキーの波状攻撃で、叩き伏せられた満と薫。自分を生み出してくれたアクダイカーンに恩義はある。しかし、咲や舞とも一緒にいたい…!! そんな彼女たちを助けようと、プリキュアが現れた!! 二人は、パワーアップしたモエルンバたちに適わないと知りつつ、全力で応戦。撤退を決めたキントレスキーはともかく、モエルンバの撃破には成功した。そして、咲たちが助けに来てくれると確信しつつ、そう思った理由が解らないと言う満たちに、笑顔でこう答えた。 「当たり前だよ、だって私たち…友達だもん!!」