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第 36 話 『 何作る?舞の悩みと文化祭 』 2006/10/15
脚本 羽原大介
演出 山吉康夫、矢部秋則
作画 河野宏之
美術 行信三
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迫る文化祭。テーマを表現したモニュメントを舞がデザインすることになり、咲たちも鼻高々。なぜならその作業、毎年、美術部の三年生が行なうのが伝統となっており、二年生で任されるなど前代未聞の大抜擢だったからだ。しかし舞本人は、何だか自信がなさそう…。「そんな大きな仕事、私にできるのかなって」…快挙を祝うクラスメイトたちの中で、あまり元気なく答える舞。だが咲は、いつもの明るい笑顔で励ました。「なに言ってんの、舞なら絶対大丈夫」。しかし、彼女へのプレッシャーは予想以上に大きく…。 |
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咲たちのクラスの出し物がホラーハウスに決まった!! しかし舞はモニュメントのデザインがあるため、ひとり作業から外れてデザインに専念する事に…。それが更なるプレッシャーを舞に与えた。一致団結し、オバケの衣装や小道具、設営作業を進める咲たち。漫才を披露することになっている健太と宮迫も、この作業を優先させなければならないと、早朝でしかネタ合わせができない状況…。だからこそ舞は悩んでしまう。自由にデッサンを描いていた時は、それが楽しくて仕方なかった。なのに、今は…。 |
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様子を見に来た咲は、舞の白紙のスケッチブックを見て、彼女の悩みの深さを知った。早くデザインを決めないと、美術部のみんなが作業に入れない。ホラーハウスの準備を、自分の分もやってくれているクラスのみんなにも申し訳ない…。それなのに、何も思い浮かばない…。その気持ち、咲にも痛いほどわかった。この前のソフトボールの試合、彼女は決勝戦であることを意識しすぎ、痛恨のヒット、そしてエラーを許してしまった。プレッシャーがいかに普段の自分を狂わせるか…。でも大丈夫。咲は、またあの笑顔で励ましてくれた。「舞ならできる」…と。 |
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「もう一週間しかない」…悲観する舞。だが咲に言わせれば、「まだ一週間もある」。その言葉を励みに、舞は夜遅くまでデザインに没頭した。それでもどうにもならず、ひとり悩みを抱える彼女に、さらに咲は言う。「とにかく楽しんでやってみて」…どこまでもプラス思考な姿勢。これで完全に立ち直った舞は、悩みに悩み抜いた末、ひとつのデザインを完成させる。それは、少年少女が空に飛び立とうとしている姿。誰もが納得する出来のものだった。そして、キントレスキーの妨害を乗り越え、どうにか完成にこぎつけるのだった…。 |
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