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第 35 話 『 いざ決勝!ファイトだ凪中ソフト部! 』 2006/10/08
脚本 村山功  演出 大塚隆史    作画 篁馨    美術 行信三 
咲の所属するソフトボール部が、いよいよ地区大会の決勝戦に挑むことになった!! キャプテンの泉田先輩たち、3年生にとっては最後の試合…。「絶対に優勝しなきゃ」…咲だけではなく、部員たちは一丸となって明日の試合に挑もうとする…。相手は強豪『大波付属ソフトボール部』。決して気を抜けない相手だ。だが、これまでの辛い練習、その成果が出せれば、絶対に勝てるだろう。自分を信じ、チームメイトを信じて試合に臨む…泉田の励ましが、咲の闘志に火をつけた。だがその意気込みが、思わぬ事態を引き起こす…!!
絶対に勝つ…そう気負いすぎたのか、当日の咲は妙に空回りしていた。きっかけは、初球のヒット。「ドンマイ、ボールは絶好調だよ」…泉田先輩はそう励ましてくれるが、すでに咲の動揺は増すばかり。ボールは絶好調なのに、続けて被安打。バントを処理するつもりが、逆に泉田の守備を邪魔してしまう…。「気にしない。まだ一点取られただけだ」…泉田の励ましが、逆にプレッシャーになっていた。既にチームのみんなも意気消沈。不安が増すばかりで、空気は最悪。応援に駆けつけた健太はすでに諦めモードだし、客席で見守る舞たちも心配そう…。
そんな中、空気を一変する出来事が起こった!! 咲の横をすり抜けた打球を、泉田が見事にフォロー。何と、トリプルプレーで一気にチェンジまで持ち込んだのだ!! これには咲も目を丸くするばかり。お陰でチームのムードは一変し、咲も励まされる。そんな彼女に泉田は言った。「咲、ナイスピッチング。キレもよかった。一点取られたけど、逆にそれで皆の緊張も取れた。この調子なら行けるよ」…どんな状況でも決して諦めず、笑顔を絶やさない泉田。だがそれは、キャプテンとしての責任だけではない、ある出来事が彼女をそうさせていたのだった…。
あれは、去年の地区予選。泉田のエラーが原因で点を取られ、あとは坂を転げるように完全敗北を喫した、あの試合…。ショックを受けた泉田は、落ち込み、悔やんで、悔やんで、自分を責めた。そして彼女は二度と悔やまないよう、この一年間、ずっと練習に打ち込んだのである。泉田先輩が、今の自分と同じ状況を味わった…。その事実を先生に教えられ、立ち直る咲。結局、試合には負け、準優勝に終わってしまったものの、キントレスキーとの戦いの中で「勝敗を越えた大切なもの」に気づいた彼女は、全力で戦えた事を誇らしく思うのだった。