第 26 話 『 咲には内緒！ドッキドキの夏合宿！ 』 2006/08/06 脚本 清水東　 演出 矢部秋則　 　 作画 川村敏江　 　 美術 行信三　 秋のリーグ戦に向けて、咲のソフトボール部が今日から二日間の合宿に入った!!　咲のピッチングだけではなく、打撃側もレベルアップするのだと、部員たちのやる気も半端ではない。そんな中、チームメイトや先生が咲に隠れてコソコソ…。食事の手伝いに来てくれた舞まで、「明日の準備、私も一緒に手伝っていいですか？」と何やら先生に相談している。その理由をただひとり知らされていなかった咲が何の話なのかを尋ねても、「何でもないの」とゴマかすばかりだった。仲間はずれにされたようで、咲は少しだけ寂しそう…。 「あれ…?　みんながいない…」…真夜中、不意に目を覚ました咲は、一瞬我が目を疑った。就寝前まで寝床にいたはずのチームメイトが、彼女を残して忽然と消えてしまっていたのである!!　「ひょっとして、さっき誰かが言っていたオバケの仕業かも知れないラピ」…健太の幽霊目撃話を耳にしていたせいで、フラッピの言葉に思わずギョッとなる咲。実は就寝前、健太がムープ&フープ、そしてミズ・シタターレに次々と遭遇し、それをオバケだと勘違いした騒動があった。だが真相を知らない咲は、その災難が自分にも降りかかったものだと勘違いしてしまう…。 実は舞とチームメイトは、咲の誕生日を祝うためにこっそりと準備をしていただけだった。だから咲にも内緒で、こうして真夜中に教室で飾りつけを行なっていたのである。しかし誕生日のことさえも忘れてしまっている咲は、夜の校舎を不安そうに探し回るのみ。そんな中、チョッピとフラッピがダークフォールの気配を感知。教室を抜け出した舞は、チームメイトを探していた咲と合流し、ミズ・シタターレ&ウザイナーに対抗する。結局、舞は誕生日会の事をごまかし通し、ダークフォールはまたもや撃退されるのだった。 翌日、遅れて朝食にやって来た咲は、突然のクラッカーの歓迎を受けてビックリ!!　そこで初めて、今日が誕生日である事を思い出す。目の前には、舞、先生、チームメイト、両親、妹の「みのり」、健太、舞の兄「和也」…。チームメイトからは目覚まし時計、健太からはホラ貝、和也からは隕石のカケラをバースデイ・プレゼントとして渡され、咲は個性的な品物の数々に戸惑いつつも喜びを隠せない。そして舞からは咲の顔をデザインしたクッションが贈られ、まさに最高の日を楽しむことができたのだった。