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第 20 話 『 雨に唄えばドロドロン! 』 2006/06/25
脚本 清水東  演出 川田武範    作画 篁馨    美術 行信三 
お父さんがみのりにスケッチブックを買ってきた。どうやら絵を描く宿題のために買ってもらったらしく、みのりも真新しいスケッチブックを抱きしめて嬉しそうにしている♪ そんな彼女が手伝いを頼んだのは姉の咲…ではなく、絵なら右に出る者のいない舞だった。もちろん舞もOK。明日、さっそくスケッチに出かけることが決まる。だが一夜明けてみれば、残念ながら外は雨…。「せっかく舞お姉ちゃんとお絵描きできると思っていたのに」…みのりも凄く残念そう…。咲はそんな妹を、「こんな日もあるよ」となぐさめた。
今日は、降ったり止んだりの不安定な天気。止んでいるようでも傘が手放せない一日になりそうだった。「でもね、今から行く場所は、雨の日の方がキレイな所だから」…咲やみのりを伴う舞の笑顔は、とても心強い。そんな一同の前に、不意に現れる満と薫。薫はみのりに呟く…「雨の日は危険…」と。実は、アクダイカーンに最後のチャンスをもらったドロドロンが今度こそプリキュアを倒そうと張り切っており、その事を知る薫は、無意識的にみのりを危険から遠ざけようとしていたのである。その微妙な変化に満が気付く。
舞が案内したのは、いつか手伝ったお婆さんのキャベツ畑だった。そこを通り過ぎて辿り着く一面のアジサイ畑…!! この場所こそ、舞が案内したがっていた、とっておきの場所だったのである。その様子にはしゃぐみのり。そんな彼女の姿を見た薫が、初めて笑みを見せた。だがそこには、雨で地面がドロドロになったお陰でパワーをみなぎらせたドロドロンが…!! 薫はドロドロンが動き出したのを察知すると、何も解らずにいるみのりを密かに遠ざける。これは、みのりを助けようとしているのか…!? 満も薫の行動に意外なものを感じる。
プリキュアになってドロドロンと対峙した咲と舞は、雨のパワーを使って辺り一帯を枯れ野にする様を見せつけられて愕然とした。土の泉もこうやって枯れさせられたのか…!! 怒りに震えるプリキュア。二人はウザイナーと合体したドロドロンに反撃を開始すると、一気に叩き潰して土の塊に戻す。そうして土の泉は咲と舞の手で復活され、ようやく王女の声が聞けるまでにこぎつけたのだった。だがドロドロンが倒された事で満と薫が直接行動に出る必要性が出てしまい、更なる戦いが咲と舞を待ち受ける…!!