第 18 話 『 本日特売！満と薫がお手伝い!? 』 2006/06/04 脚本 成田良美　 演出 矢部秋則　 　 作画 川村敏江　 　 美術 行信三　 咲の家のパン屋が、開店記念の「全品20パーセント引きセール」を行なうことになった!!　しかしアルバイトに来るはずの子が体調を崩し、急に人手が足りなくなってしまう。そこで舞が立候補!!　咲の家のアルバイトを志願した。だがセール当日は予想以上にお客さんが殺到し、咲もパパもママも舞も大忙し!!　ただひとり、妹のみのりが「手伝いたい」と店内をウロウロするものの、彼女はまだ子供…。とても戦力にはならず、逆に咲を煩わせる事になってしまう。満と薫が店にやって来たのは、ちょうどそんな時だった…。 「何で私が」…疑問に思うものの、咲のペースに巻き込まれ、すっかりお手伝いにされてしまう満と薫。満はエプロンをつけさせられて売り子のお手伝い。薫はみのりの世話だ。もともと二人はアクダイカーンの手下。人間らしい感情の起伏もなければ、人と接する事に興味はない。しかし、咲や舞、みのりとの交流で、彼女たちは新鮮な感情と理解できない心の変化を知ることになる。最初は満。「大切なのは、笑顔と挨拶!!」…咲にアドバイスされた彼女は、それを実践したことで女性客に「ありがとう」と言われて、不思議な心の変化を感じる。 一方の薫も、「私もお姉ちゃんみたいにお手伝いがしたいのに…」とみのりに相談された事がきっかけで、舞に褒められ戸惑っていた。みのりには、率直に「そんなのは無理に決まっているじゃない。人にはできる事とできない事がある。自分にできる事をやればいい」…と言っただけ。それなのに舞は、みのりを子供として扱わず、ちゃんと同じ目線で接してあげられた事が素晴らしいと言う。しかも、誰にでもできる事じゃないと、しきりに感心していたのだ。薫には、まったくそんなつもりはなかったのに…。 満は女性客から、薫はみのりに「ありがとう」と言われて、心の整理がつかなくなっていた。この新鮮な気持ちは何なんだろう？　しかも咲と舞にお礼のパンをプレゼントされ、動揺はピークに…!!　そのせいだろうか、ドロドロンに攻められて窮地に立たされたプリキュアを物陰から見ていた薫は、咄嗟に助けの手を伸ばしてしまう。だがそれでアクダイカーンを裏切るという訳ではなく、冷静さを取り戻した満と薫は、打倒プリキュアを再決意することで、心の変化を強引に押し込めようとするのだった。