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第 17 話 『 壊れた埴輪!どうする舞とお母さん 』 2006/05/28
脚本 山下憲一  演出 岡佳広    作画 青山充    美術 杦浦正一郎 
舞の母親は考古学者!! 発掘現場に出向いてデリケートな発掘作業をしたり、そのレポートを書くために三日も徹夜するなど大忙し!! しかし仕事に打ち込むあまり周りが見えなくなったり、家事が苦手だったりと、真面目すぎるわけでもなく、とっつきやすい女性だった。そんな彼女が大切にしていたのは、やはり苦労して掘り出した埴輪などの出土品の数々…。しかしその埴輪のひとつを、チョッピの不注意から壊してしまった!! チョッピが「いない事」になっている手前、舞がその罪をかぶる事になる。母は「気にしないで」と慰めてくれるが…。
母は許してくれた…でも、壊れた埴輪を手にして落ち込む姿を見てしまった舞は、何とかできないかと悩み始める。だがそれを満と薫は否定した。壊れたものはしょうがない、忘れれば…と。それでも舞は納得できなかった。いや、むしろ満と薫に反論する。あの埴輪は、お母さんが大空の木の下で生まれて初めて見つけたもの。あの埴輪を見つけたから、お母さんは考古学者を目指すことにした。つまり、かけがえのない思い出そのもので、お母さんの想いがいっぱい詰まったものなのだから!!…と。
舞の母が考古学に入れ込む理由…。それは、どんな遺跡からも昔の人の声が聞こえてくるからだった。もちろん実際に聞こえるものではない。発掘したカマドや食器から、何千年も昔の人々の家族の団らんや、日々の生活が想像できるからである。確かにハニワはただの土の塊でしかない。しかしそこには「人の想い」が宿っているから大切なのだ。だからこそ舞は、今自分にできることで、母に何かをしてあげなければと考える。一方、無感情だったはずの満と薫にも微妙な変化が…。自分たちの「大切なもの」とは何だろうと疑問を感じ始めていたのである。
舞の母のために何かできないか…!? 考えを巡らせていた舞たちは、それぞれ行動を起こそうとしていた。咲は舞の母に食べてもらうためのオムライス作りを練習し、チョッピとフラッピは同じ埴輪を探そうと、大空の木の下で穴掘りを開始。舞は一晩かけて埴輪の絵を描こうとする。思い出をどうにか形として残すために…。そしてその想いを、舞の母は喜んでくれた。彼女は考古学のスキルを活かして修復した埴輪を舞たちに見せて安心させると、咲が振る舞ったオムライスを舞たちと共に楽しむのだった。