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第 11 話 『 ふらふらフラッピ大ピンチ! 』 2006/04/16
脚本 羽原大介  演出 座古明史    作画 河野宏之    美術 行信三 
「目覚まし時計、止めたでしょ!!」「知らないらピ!!」…起床予定時間を一時間も過ぎ、咲はフラッピにそう詰め寄っていた。目覚まし時計を止めたのは、きっとフラッピの仕業。もう遅刻じゃん!!…と。一方のフラッピは、止めていないと言って譲らない。結局、真相が分からないまま登校した咲は、朝練に間に合わず校庭10周を言い渡されてしまうのだった。そして昼休み、まだグチグチ言う咲に対して、舞が「自分が止めたかもしれないでしょ」と反省させるものの、疑われたフラッピの機嫌は直りそうになく…。
「明日のお休み、みんなで海に遊びに行こうチョピ」…ご機嫌ナナメなフラッピを喜ばせようと、チョッピのアイデアで遊びに行くことにした咲たち。だがその夕方、咲はフラッピがカゼをひいていた事に気付かされる。そう言えば、朝から調子悪そうにしていたっけ…。これも、私がフラッピの話を聞かなかったせい…。思えばフラッピは、この世界に来てからまだ間もなく、それなのに色々な出来事に遭遇した。その疲れが出たのだろう…。咲はフラッピを気遣い、一晩中つききりで看病する。
翌日にはすっかり回復したフラッピは、咲・舞・チョッピと共に近くの海岸を訪れていた。そこで初めて目にする、珍しいモノの数々…。カニのハサミに驚き、ヒトデの奇妙な姿に目を見張り、そして海のまだ冷たい水に大感激。「フラッピやチョッピにとって、私たちの世界ってどんな感じなんだろう」…はしゃぎ回る二人の姿を見つめながら、思わず咲がそうこぼす。そして「きっかけはどうあれ、自分たちといることで、楽しいことをたくさん見つけてくれたら嬉しいな…」と、優しさのこめられた眼差しを向けた。
そんな一同の前に、モエルンバが現れた!! フラッピとチョッピを捕まえ、まだ冷たい海に落とそうとするモエルンバ。そこで咲は、自分が海に落ちてまでフラッピたちを守ろうと奮闘。お陰でモエルンバとウザイナーは撃退できたものの、今度は咲が体調を崩すことになってしまう…。ならば今度はフラッピが!!…と、小さな体でタオルを冷やし、必死に看病するフラッピ。お陰でたちまち咲は元気を取り戻し、翌日にはすっかり回復。目覚まし時計を止めた犯人も飼い猫だった事が判明して、咲とフラッピはさらに絆を深めたのだった。